【診断確定】までの経緯

結果的に早期発見のチャンスを放棄してしまってから2年。体調が悪いわけではないのに、1ヶ月以上空咳が継続することから近隣の呼吸器科クリニックを受診、診断は「咳喘息」となり吸引薬の処方を受ける。

また心臓近隣の胸部にほんの僅かな異影らしきものがあるので、CTを設備がある施設で撮影してデータを持参する依頼を受けて紹介状を受領する。

そしてCT撮影時の診断は「肺はきれいなもので何の問題もないです」だった。喫煙歴がない非喫煙者だから当然かなと思う。

だが、更に後日データを最初のクリニックに持参すると肺の外側の問題を指摘され、大病院への受診を勧められて2通目の紹介状を受け取る。

大病院で再度CT撮影と呼吸器科定番の気管支鏡検査を実施、良性悪性は組織検査をしないと確定しないが、胸腺に約4cm強の腫瘍があり手術となる。主治医からは「取りきれる可能性もあるが、やってみないと結果は確定しません」とのことだった。

そして手術後、開胸前の事前の内視カメラで胸膜播種を確認、組織検査で偏平上皮癌の判定、胸腺癌stageⅣと確定しました。

当時の感想は、いずれ失職は確実で、頑張って生存できるのも2年程度かなと考えました。また絶望感と家族をはじめ周囲に多大な迷惑をかける弱者になることを、無念に思ったものです。

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