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【自然退職】の試練

皆様いつもありがとうございます。

現役世代が生涯治療が必要である進行癌になった場合、会社勤務の継続の可否が運命を左右します。

会社勤務とは労働力を提供して対価として賃金を得ることなので、入院中は勿論、退院していても自宅療養が必要で従前の勤務ができなくなり、配置転換も容易でない場合は労働力を提供できない状態になります。

年次有給休暇を全て消化した後は「休職」の状態になりますが、休職そのものには法律上の規定がなく、各企業が任意で制定しています。ですから企業規模や経営者の考え方によって扱いが千差万別になります。

公務員の方や大企業勤務の方はある程度守られる制度になっているようですが、いずれにせよ労働力を提供できない場合はいずれ退職になります。

自分の場合も第四次治療の開始前に自然退職となりました。普通の退職は自己都合なら本人が退職届を提出するか、会社都合なら厳しい解雇の制限がありますが、労働力の提供ができない場合の自然退職は退職届けの必要もありません。また、法律上も正当です。

傷病手当金も残り半年の状況で定期的な収入が途絶える経済的問題は、闘病と同程度以上の困難となります。継続して治療が必要な癌のstageⅣの者を雇用してくれる奇特な会社は存在しませんから、周囲に支援を望めない場合は、実質自営で日々の生活費を得る必要が生じることになります。

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