夏が

すきだ。

乗り物で言えば、なんだか速い新幹線に乗っている感覚がある。毎年毎年こりずに、期間限定だなあと思える季節である。
ただ日々をすごすだけで、ひりひりと五感が刺激されるからだろう。
目の端っこに刺さる温度をもった光
冷房からでてくる風のいきおいに少し危機感を感じるとき
肌にまとわりついて、見えないのに見えるかのように濃い湿気
日中のもうやってられないと諦めるくらいの暑さを超えて生き延びたあと、陽が落ちる頃のもったりとした太陽の余韻
汗がつたっていくときのこめかみ

夏、せっぱつまって目の前に感じることはまだまだたくさん言語化できるものがある。

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