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記憶の追い炊き
今から少し話をしよう。
言葉は少し頼りないけど、逃げてしまう前に。
明日、引っ越しがある。
荷物も、記憶の整理もしなければいけない。
君との日々は
一段低いところに置き換えたシャワーみたいにたまらなく愛しかった。そんな思い出。
自分が使うときになって一段あげる、また低いところにあるの繰り返しが愛なんだろうな
きみのこれからが優しいシャワーヘッドのように包まれますように。
あ、でも追い炊き機能はもう使えないよ。
だから記憶に蓋をしてね。臭いものでもないんだけどさ。逃げないように。
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