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彼に出逢ったあの頃の自分へ


拝啓。今年の夏は長いです。それでもなんとなく朝の空気に秋が覗くようになりました。


彼を知ったあの頃、学生生活最後の1年を過ごしていたわたしは今、社会人3年目です。

正直言うと、最近の自分は日々に溺れるように生きているなあ、なんて思っています。自分が送っている毎日は社会人としていわば"当たり前"のように出勤すること、平日5日間働くために休日その準備をすること。この繰り返しです。それが嫌だということではなくて、ただそうなってしまっている、という話です。

がむしゃらに過ごした学生時代を終えて何者にもなれていない自分は、何者かになろうと毎日を生きています。


さて、わたしが出逢った彼は留まることを知らない勢いに乗り、JO1としてアーティスト業に、俳優業に、声優業に勤しんでいます。デビュー5年目になった今も、どこまでも真っ直ぐで、愛おしくて、大切で大好きな人です。彼に魅せられる日々に飽きることなんてありません。むしろずっと「彼のこと、今がいちばん好き!」と思って推しています。そしてその好きは毎年更新されています。

社会人になって、いつの間にか自分が思い描くように彼を追いかけることができない時も増えました。

どれだけ前から予約をしていようともフラゲ日にCDを受け取れないことがあるし、日時をちゃんと覚えていても配信をリアルタイムで見られないこともあります。夜遅いラジオは聴くのを諦めることがほとんどだし、彼がくれる供給をすぐに受け取れないことも多いです。

そんなわたしですが、彼に出逢ったあの頃からずっと幸せをもらっています。あの時プデュを知って良かった。11人のことを知って良かった。その言葉に尽きます。


初めてライブに行った時、目の前に広がる光景が現実なのか、夢ではないのか、と疑いましたが回数を重ねた今、彼が本当に自分と同じ現実を生きている人間なんだなあ、と実感できています。

ヨントンもしました。普段何気なく過ごしている30秒を彼は必ず宝物にしてくれます。予想外の行動にはよく驚かされますが、例え準備した通りに時間が流れなくても、それが良いって思っています。


彼に出逢ったこと、彼を好きになったこと、後悔した瞬間なんてこれまで一度もありません。そして、この先の人生でも彼を追いかけた時間を悔やむことはないでしょう。あの頃から4年の時を過ごした自分がこれから訪れる日々も含めて保証します。

最後に。時が流れても変わらないものも、時が流れて変わりゆくものもあります。それでも愛するものがある毎日は、例え目に見えないものに溺れていてもどこか美しいです。


あの頃より少し大人になった自分より

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