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美味い煙草を吸いたくないか??

僕は煙草を吸う。
美味い煙草が大好きだ。
煙草が吸えない所になんて行きたくない。

かく言う僕も以前は、コンビニで紙巻煙草を買ってテキトーに吸っていた。煙草のことをあまり知らなかった。何となく煙草というものに興味はあったし、それを吸う人の姿にカッコ良さを見出したんだった。初めて吸ってみたときに咽せることはなかったけれど、その良さもまたよく分からなかった。
それから7年近く経ちこんなnoteまで書くようになってしまった。こっちの記事↓でも煙草の魅力を語っているよ!!是非見てみてよ!

煙草にハマったのは割と最近のことで、住んでいる地域に色んな煙草を取り揃えた煙草屋があって、そこでゴールデンカガヤキという高級煙草を買ってみて、その味や香りの違いにぶったまげた。

ゴールデンカガヤキは100gで4,400円。1g44円となかなかに高いし、入手するのも難しかったりするので、毎回これを買うのは正直結構なハードルだ。とはいえお酒に比べたらなんてことのない値段ではある。煙草とはなんてお金のかからない趣味なんだ!!
まず缶を開けてみてタバコの葉に触れると何だかふかふかで綺麗。そこに鼻を突っ込んでみると、紅茶のような香りがしてくる。まだ吸ってもいないのに、ここで感動した。これが煙草なのか!?今まで好んで吸っていたものはなんだったんだ??
そのままだと乾燥しているから加湿しなければいけない。これが面倒だからゴールデンバージニアという買ってすぐに吸える湿度高めの煙草を常喫していた時期もある。これを5年くらい吸っていたっけな。僕は面倒臭がりで飽き性なところがあるのだけど、自分で巻くことはあまり苦にならなかった。このハードルはおそらく結構高い。僕の周りでも手巻きが続いた人のことをあまり見たことがない。どうして自分で巻くことが続いたのかはまじで分からない。なのに加湿は面倒だった。本当によく分からないのだけど。そんな面倒臭がりな僕が編み出した加湿方法を後で紹介しよう。

ゴールデンカガヤキは加湿をして吸ってみるとめちゃくちゃクリアだった。これもびっくりした。雑味がまるでない。ここでゴールデンバージニアの酸味や臭みに気付いてしまって、それ以来吸えなくなってしまった。日本酒でもいいものは水のようだなんて言うけれど、ほんとそんな感じだった。煙草を吸っているのに空気のようだ。なら深呼吸でもしてろよってな感じもするが笑 煙がまたいい空気感を作るんじゃないか。ニコチンは空気。
それからいろんな煙草を調べてみたり、実際に買ってみたりと色々な煙草を試していった。パイプ煙草をグラインダーで細かくしてブレンドすることだって覚えた。そうして煙草沼にハマっていったところがある。

手巻き煙草はシャグ(葉っぱ)とフィルター(フィルターは無しでもOK!)、それらを巻く紙の3つが必要だ。それぞれについての僕のこだわりを話させてもらおう!

・シャグ(煙草葉)

ゴールデンカガヤキを常喫するにはちょっとハードルが高いし、クリアさに衝撃を受けたものの、もう少し安くて多少の雑味があってもいいのかなって感じもした。そこでいくつか試してみて見つけたのが、マニトウゴールド。

こいつはバージニア葉を3種類と、オリエント葉をブレンドした煙草だ。ゴールデンカガヤキに比べると多少の雑味はあるものの、その雑味の中にどこかコクや甘味があって気に入っている。これのブルーがあるのだけど酸味の少ないゴールデンバージニアって感じで、ゴールドとブルーとでは全然違った。

時々気分を変えたい時は、Bluenote。これも少々お高めなのだけど他のバニラの着香系のシャグに比べて上品さがある。そのまま吸うと辛味が目立ってあんまりなのだけど、上手く加湿できるとめちゃくちゃ美味い!お昼の3時にでもデザート感覚で吸いたい煙草だ。甘ったるいところもあるので、常にこれを吸うのはちょっとなしかなってなところでメインはマニトウゴールドにしている。
ブルーノートはその個体によって当たり外れがかなりある印象。ハズレを引いてもそもそも使われている煙草が美味いから、使い切ることは簡単なことではあるが、うわぁ今回はハズレだぁ、、って、値段が値段なだけにショックはでかい。

・加湿方法
シャグは基本加湿して吸った方がまろやかになる。加湿しないとシャグによるけれど、僕には辛味がどうしても気になる。が、これが本当に面倒臭い。色々調べて、ボベダって調湿剤を試してみたり、石に水を染み込ませて入れておくものなんかも試してみた。上手く出来ても時間がかかったり、最悪カビさせてしまったこともあったりで、こりゃダメだと思った。それで編み出した方法を授けよう!

1. 加湿したいシャグと精製水とティッシュ1枚を用意する

2. 加湿したい分量の"半分"のシャグを袋に入れ、もう半分は煙草ジャーでも袋でもなんでも良いので、どっかによける。
(シャグを買った時に入っているパッケージでOKよ!)

3. ティッシュに精製水を染み込ませる
とりあえずビッタビタになるまでティッシュに"精製水"を染み込ませる
それから水が垂れてこなくなるまでティッシュをギュッと握って絞る。

4. 3で作った濡れティッシュを広げて、2のシャグ入り袋にぶち込む。
ティッシュはパッケージの横幅分くらいに、広げておくといいかなと。
水が染み込むとティッシュはくっつくから慎重に剥がしてちょ。

5. 数時間そのまま放置。
寝る前に↑までやって、起きたらティッシュを取り出すのがいいのかなと。

6. そうするとシャグがなかなかに湿っているはず。これだと加湿し過ぎている場合が多いので、上手く吸えなかったり、あんまり美味しくないかと思う。そこで2で袋に入れた分と同じ分だけのよけておいた加湿していないシャグを持ってきて、加湿したシャグと混ぜる。
この時にトレイでもあるとやりやすいかと思う。

7. 十分に混ぜ合わせたら完成!

これなら1日かからないで最高のコンディション(僕的になんだけども)で煙草が吸えるんで、是非是非やってみて!
ものによっては加湿するとカビるんで一気に加湿しないで、1週間で吸い切れる量を加湿するのがいいのかなと。
コツは買ってきたシャグの加湿したい分を決めたら、その"半分"を加湿してもう半分の加湿していないものとを"後で"ブレンドすること。
ティッシュの絞り具合は片手で握って、濡れているけど水が落ちてこない塩梅を見つけることでしょうか。結構強めにギュッと握っちゃっていいと思う。
湿度にしたらどれくらいなのかは測ってないからわかんねぇや。僕同様にめんどくさいけど、美味しい煙草を吸いたい人にはおすすめの方法かと。僕が色々やってみて見つけた方法がこれだった。
これで加湿した当たりのBluenoteはマジで美味いぞぉ!!喫煙者の友達みんなにご馳走したけれど、みんな美味い!美味い!言ってたや!

・フィルター

実は僕はフィルターにはあまりこだわりがない。フィルターが長過ぎると煙草の見た目があんまりだし、かと言って短過ぎると持ちにくい。その塩梅がちょうど良かったのがPure Slim Charcoalだった。

チャコールフィルターがいいからというよりも25mmという長さがちょうどよかった。絶妙なラインにあったのがこいつだった。だから使っている。もっといいものがあったら教えてほしい。

・巻き紙

巻き紙もたくさんの種類があるのだけど、OCBアルティメイト一択かなと。普通に買うと1個140円もする高級品なんだけど、Amazonで買うとかなり安く買える。

紙巻きタバコを吸っている人でも手巻き吸っている人でも、その紙だけを燃やしてみたことってないんじゃないです??実はこの紙だけでもかなり臭いに差がある。コンビニで売っている紙巻きタバコで、オーガニックを謳っているアメスピの紙だって、それ単体で燃やすとかなり臭い。それに比べるとこいつは臭いがめちゃくちゃ少ない。初めて買ってみたときにまずは単体で燃やしてみたのだけど、その臭いの少なさに衝撃を受けた。燃やさずに、ただ触ってみるだけでもその薄さには嫌でも気付くはず。その分、少し巻くのが難しくなるところはある。

こんな感じかな。手巻きタバコを構成するそれぞれの要素にも、一応こだわりがある。おすすめのシャグとかあったら是非是非教えてくださいね!僕もまだ全体の数割しか試したことがないんじゃないかってくらい種類がたくさんあるからさ。シャグにはパイプ煙草を元に手巻き用に刻みを変えたものがあるのだけど、大体それらは美味しい傾向にあるなって気はしている。ただBluenoteしかりちょっと高いのが難点ではある。今、僕がパイプ吸っていてもなんかダサいなぁって感じがしていて、もう少しいい感じに歳を取って、いい感じのバーにでも行ってパイプを吸いたいなぁって感じがする。ニートが実家でパイプ吸っていてもなんだかなぁって感じがするじゃない笑 もう少し渋いかっこいいおじさんになってからかなって思ってる。タバコよりもパイプは高いしね。もちろん気になっているパイプ煙草も色々あるにはあるのだけど。

何かを好きって言うのは才能なんやと思う。そのことについてある程度知っていないと、はたまた試行錯誤してみないと好きかどうか判断が出来ないはずだから。
それでも面倒なものは面倒。面倒だからこそ見つけられる方法もあるはず。そうやって僕はこの加湿方法を編み出したんだ。まだめんどくせぇって思うのだけど、そうしないと美味しくいただけないので、しょうがなくやっている。なんでか巻くのだけはあんまり苦にならない。もう癖になってしまっているのだろうか。
コンビニで買って、火を付ければすぐに吸える煙草だ。それをわざわざ巻いているのだからそれだけでも結構なハードルなはず。それを買ってすぐには吸えなくて(そのままでも吸えるけど、もっと美味しく吸えることを知ってしまっている)、時間をかけて加湿するなんてもっと面倒なことだ。もっと上に行くとシャグをブレンドする人だっている。もっと上に行くとパイプ煙草とのブレンドだってある。僕がコンビニの喫煙所で煙草を巻いていたら、同じく手巻きを吸っているおじさんがいて、その人はなんとシャグを加湿する時に、精製水ではなくブランデーを使って香り付けまでしていると言っていた。きっとまだまだ僕の知らないもっと上があるのだろう。沼はそうやってどこまでも深く広がっている。面白い。どこまでも楽しめる趣味なんだろう。案外、喫煙者でもテキトーに吸っている人が多いが、そんな身近な存在にこそ、楽しみが眠っていたりするものなんだろう。
生活を豊かにする秘訣はそんなところにあるのかもしれんね。

今日も煙草が美味い。

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