昔ある人に
「あなたは欲張りだ」
と言われた。
それが私にとってなんだか重い一言だった。

欲とは
インターネットで調べてみたところ
 ほしがること
 不足不満を満たしたいと願うこと
 自分のものにしようと熱心に願い求めること
らしい。
やはりどちらかというとマイナスな印象の言葉である。

どこからがその “いけない欲” なのだろうと
気付くと考えている。

食欲、これは仕方ないおそらく。

じゃあお菓子を食べたいという欲はどうか、
このまま寝ていたいという欲はどうか、
これ面白そうだからやってみたいという欲は、
あの人みたいになりたいという欲は。
これらはその “いけない欲” というやつなのか。

そんな欲たちを満たそうとしてはいけないのか。
欲張りなのか。

欲が無くなったときそこに残るのは何なのだろう。


これはちょっと極端だったかもしれない。けれど私にはラインが分からない。どこまでが良くてどこからが悪いのか。


あるとき私はこう考えた。自分が後悔しないのならその欲を満たしてもよいと。
でもそれじゃあ欲張りか。

次に私はこう考えた。成長につながるのならその欲は満たしてもいい欲だと。
それでもまだ欲張り。

さらに私はこう考えた。自分の目的目標達成につながる欲のみ満たしてよいと。
これならさすがにいいかな。

そして
私はダメ子になった。
私がやってきたことだから
もちろんのことながら私に責任がある。


欲張りなんて、本当に言われたくなかった。
欲張り。私は。

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