プチ家出

苦しくてどうしようもなくなったときのわたしのルーティン、プチ家出。
家は本来安心して過ごせる場所なのだと思う。けれど家で不安に怯える時間が長くなると家も苦しい場所になってしまう。
もう無理だと思ってそれでもギリギリ動けるとき、とりあえず外に出てみる。運動不足も解消されるしとりあえずなんだかよさそうな感じ。

プチ家出のときは最低限の持ち物でOK。なんてったって散歩して帰るだけなのだから。ただし財布を持って行くのが吉。数日分の食料をコンビニなりドラッグストアで調達できるからだ。

さて、最低限の持ち物(鍵、財布、携帯くらい?)を持ったらもう何も考えずに玄関の扉を開けてみよう。よちよち歩きでもなんとか外に出られるのが実感できるはずだ。はじめは一歩がものすごくつらい。でも一歩次の一歩と足を出せば前に進んでいけることに気づく。一歩次の一歩を繰り返していくと今度は少しリズムがついてくる。ああ普段の自分の歩きに近づいてきた...!なんて思うかも。

ちょっとでもリズムが生まれたらこっちのもん。あれだけもう無理だと思ってたのに5分くらいは歩けたりする。コンビニに向かってもよし。公園に向かってもよし。途方もなく彷徨ってみてもよし。なんでもよし。外に出た私えらいね。

こうやって1時間くらい家を離れて近所を徘徊したらなんだか少しスッキリしてすんなり寝れるんだから人間っておもしろい。なんて考れるくらいには今日も家出して落ち着いてきたのでそろそろ帰ろうかな。

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