見出し画像

蜂労記 第2回 「採蜜について」

"蜂蜜ってどうやって採るの?"
"テレビで見たことはあるんだけど……。"

花が咲くとミツバチは花の蜜を集めに出かけます。
ミツバチは天才なので、花のある所をダンスで教え合いながら同じ花の所へ飛んで行きます。

ミツバチが持って帰って来た花の蜜はまだ薄いので、ミツバチたちは巣箱の中で羽を羽ばたかせ水分を飛ばして濃縮させます。
ちょうどいい頃になると『蜜蓋(ミツブタ)』という『蝋(ロウ)』で蓋をします。

蜜蓋を切ります

その蜜蓋を包丁などで切り取り、遠心分離器に巣を入れて回します。そうすると中の蜂蜜が出てくるわけです。
1つの巣箱に9枚の巣があり、豊作の時は一度遠心分離器を回すと、8㎏~15㎏くらいの蜂蜜が出てきます。

遠心分離器

本当はミツバチたちが食べる蜂蜜を人間が横取りしているのですが、空っぽになった巣を巣箱に戻すとミツバチたちは再びせっせと花の蜜を集めに行くのです。
それを何度も繰り返して、花がなくなる7月頃からは蜂蜜しぼりを終了し、ミツバチたちのために蜂蜜を置いててあげるのです。

2019年12月


はちみつ屋 雅蜂園(株式会社雅蜂園)
大阪府堺市堺区三宝町2-131-1
南海本線「七道」駅降りてすぐ
https://www.gahouen.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?