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特別活動について

おはようございます。小学校教員のちゃそ(@1137chaso)です。

今日も初任者向けの内容となります。

今日は特別活動とはそもそも何なのかという話を少しだけ書きます。

結論から述べると,

教科外の活動は全て特別活動です。

例えば,みなさんが想い出に残っているであろう,修学旅行や運動会。あれらは学校行事ですので特別活動。

月に1回~2回の特別感のあったクラブ活動ももちろん特別活動。

放送委員会だけが許された,放送室で給食を食べることが許された委員会活動も特別活動。笑

実際に小学校で想い出に残っている事って特別活動が関わっていることが非常に多いと思います。

逆に言うならば,教科の思い出はあまり残っていないなんてことも…(大きな声では言えませんが…)

我々教員は,授業で学級経営を進めていくことが重要な使命ではありますが,今回はそこには触れないでおきます。

また,思い出には残っていないかもしれませんが,給食当番や係活動も特別活動。そして,

学級会,これももちろん特別活動です。

学級会は特別活動の中では学級活動(1)という活動に位置付けられており学級活動(3)まであります。その中でも特に学級会は特別活動(学活年間35時間)を進めていく中で一番時間を割くべき重要な活動に位置付けられています。

ですが,大学の授業や教育実習で学級会のことについて学ぶ機会はあったでしょうか。子供の頃のうっすらとした記憶しかないのではないでしょうか。

そうです。基本的に特別活動のことは学びません。そして教員になってからも自ら学ぶ意思がないと学ぶことはありません。もし,赴任した学校に50人の教員がいたとしても,学級会を学習指導要領に準じて進めている教員はせいぜい2~3人です。年間を通じて学級会なんてやっていないクラスも存在します。考えたら恐ろしい話です。

では,そもそもなぜこのようなことが起こるのか。要因は2つあります。それは,

特別活動には教科書がないからです。

これが1つ目。2つ目は

準備がめんどくさいからです。笑

教科書がない故に指導書もありません。話合いの進め方や計画員会の運営,意見を書く短冊の準備,学級会ノート等々。準備しようと思うもんならこれでもかというくらいできます。笑

現場は多忙を極めています。そんな中で学級会の指導なんて…

となるのも無理はありません。

僕自身,偶然1年目に特別活動を専門とする先生と組ませてもらい,年度末の管理職との面接で来年度もその先生のもとで指導を受けたい旨を話したことで特別活動を学ぶきっかけをいただきました。だからこそ,知識を身につけ実践してきた今があります。

4月から小学校教員になるみなさんへ。

教科書のない特別活動をどう指導していいかわからないと思います。

都道府県によっては,独自で作成したハンドブックが学校にあります。

また国が発刊している「みんなで,よりよい学級・学校生活をつくる特別活動」も各学校1冊は置いてあるはずです。

興味がありましたらぜひ,手に取って読んでみてください。

今日はこの辺で。

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