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思い出話とこれから。

プロ野球が遂に開幕しましたね。
RKBエキサイトホークスのリポーターとして迎えた今年の開幕戦は、大関投手の好投と栗原選手のホームランと、絵に描いたような試合で白星発進となりました。
声出しも解禁、満員御礼のスタンド。
スポーツの感動が身体全体に響く日常に胸が躍ります。

これからシーズンは進む一方、
私佐藤はRKBアナウンサーとして携わる最後のお仕事がエキサイトホークスとなりました。
思い焦がれ、最も時間を過ごしたラジオ中継が最後とは感慨深い限りです。

入社2年目に実況デビューして以来、常勝ホークスの試合に伴って色々な景色を見せてもらいました。
ホークス日本一もラジオ放送席から見届け、スポーツ班として非常に濃い日々を送らせてもらいました。
書き起こせばキリがない8年間。
もちろんラジオだけでなく、テレビ中継、災害報道、ニュースキャスター、料理番組、ゴールデン番組など、局のアナウンサーとして、RKBでしか出来ない経験を授けていただきました。

学生時代から野球、野球、野球と、野球にしか神経を注いでこなかった一本筋の人間に、枝葉をつけてくれた日々に
この場を借りて、感謝をお伝えしたいです。

4月からフリーアナウンサーになる道を選びました。
仕事の舞台は全国。
福岡に在住の形ではありますが、全国です。

なぜフリーなのか、についてです。
大きく3つ理由があります。

・これまでのご縁に還元するような人生にしたい
・どこまで何をやれるのか、挑戦したい
・アマチュアスポーツにも貢献したい

というのが決断の大きな軸になっています。

地元が大分、学生時代は関東、そして福岡でのご縁があり多くの人に助けられながら過ごしてきました。
仕事柄、当然映るエリアとそうでないエリアがあります。

“いつか姿を見たいよ”

とアナウンサーに内定した時から色々な方に声をかけてもらってきました。

それが出来たら最高だよな、というのは心の底にあった想いでもありました。
今後は着実に果たしていきたいです。

そして何をどこまでやれるのか、番組作り一つとっても、違う文化の上に成り立つ放送が全国にはあると想像しています。
自分がどういう風にフィットしていけるのか、今しか出来ないことをしよう、そんな決意もあります。

局での8年間の醍醐味はやはり各界の最高峰を味わい、そこに彩りを与えるチャンスがあることだと、振り返って思います。
そのシーンに関わることができる、限られたピースとしての仕事はまさに誇りでした。
一方で気になり出したのは子どもたち、10代、アマチュアと括られるスポーツシーンにも映像配信が増えてきたことです。

その時が一番良い選手もいるし、その時までしかプレーをしない仲間も、自分の経験としても沢山見てきました。
自分自身がまさにそうでもありました。

その瞬間、1試合が生涯心に残るような関わり方が出来たら嬉しいかも、、、

という感覚が強くなってきたのは、コロナで大会を奪われる子どもたちを見た日々も関係しています。

作戦はいくつかあるとして、今後具体的に形にできるように取り組んでいきたいです。

こういう風に考えて行動出来るのも、言うまでもなくこれまでの8年のおかげ。
ループしながら、現在、過去、未来がどんどん繋がっていきます。

力を入れていきたいのはやはり実況。
そしてナレーションです。

情熱大陸のようなドキュメンタリー、WBCのような大舞台、
見上げればキリがない世界を大きな目標として見据えることができます。

とはいえ、そのほか出来ることはなんでもやっていきます。
好きな色と似合う色はまた別かもしれませんし、積み重ねていく中で5年後には全く別のことを生業にしている可能性もあります。

見えない部分を楽しみながら、見たい景色を追い求めていく。

それがフリーアナウンサーとしてのこれからです。

SNSなどを通じて、色々勝手に報告しながら
これまで見守ってくれたリスナー、視聴者の皆様とともに世界を広げていく時間を楽しみながら作っていきたいと思います。

どうかこれからも宜しくお願い致します。





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