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20221231 やっかいな問題はみんなで解く 堂目卓生 山崎吾郎 を読んで


岩田千栄美さんの紹介本


気になった言葉

自分の中の「やっかいごと」も引き受けて、辛抱強く社会課題に向き合う姿勢こそ「自分ごと化」

不完全プランニング+クリエイティブ
→kintoneの提供。一度ある程度作ってから捨てる。余地を残す

すぐに答えられる問題に粛々と取り組むだけでは、社会の成熟も学問の進歩も望めなくなってきている。
→品質改善のもやもやさ、不具合・原因類型で、統計を取って数値化しても改善されない。類型が変化していない→仕組みが変わっていないので、それ以上の改善が見込めない、どん詰まり感。そして、新しい不具合に対応できていないので、不具合件数が増えてきている。

問題とはシステムである
→その通りだと思う。品質改善のもやもやの充満はシステムから発生している。今回、kintoneの導入でシステムの再設計がなされるので、解決できる不具合も多くなる。なぜなら、デジタル化で向き合う時間を提供できる。:必要条件。十分条件として、不具合発生プロセスへの深い理解と4つの信念を通して、社会課題的解決する場の提供…

「空き家」というと、そこに一定の問題性を感じ取る。
→不足は問題

必要なことを一つ一つ叶えていく手法とは全く別のやり方が必要。
→ATTでは解けない問題も存在するということなのか?
一般解に適応できる形に解す(ほぐす)ことができれば、可能性がある。そもそもATTは課題が定義されないといけない。
問題や課題の曖昧さを受け止めて解す、課題を明確にする準備工程が必要。
これが大事

プロジェクトを通して問いが共有されていくプロセスそのものに実践的なインパクトがある。
→営業過程で、相手が問題に気づき、一緒に整えていく作業になる、

全ての人が、戸惑いながら、言い損ねながら、相応しい言葉をつむぎ、聴く(聞くの方がよいかも)という状況を保ち続けること。これがファシリテーターに求められる能力である。
→肝に銘じたい

複雑な問題を解決可能なかたちにおきかえて取り組むことと、問題の複雑さをありのままに向き合おうとすることの、両方の組み合わせ

やっかいな問題が解かれていく様子をよく観察すると、私たちの社会はあるメカニズムを通して、それらを一般的な問題へと変化させ、解決に導いていることが分かる。おそらくそのメカニズムは「ネットワーク」と言いうるものだ

ハブが存在するネットーワーク特性:べき乗測→特定の人に集中している、特別な人が居る→ハブ(マタイ福音書 持っている人はさらに与えられる)
人と人とをつなぐこと:ハブ
ハブな人の特徴:
ここは声が上がっていないやんか、困っているはずなのにと気づき、言える
裏の調整をする
理想的結果を追求せずに行為者の多様さやプロセスの公正さを追求する

多くの組織では、階層構造というメカニズムを用いて問題を解いたり、解決策を生み出したりしている。
市場は、消費者から選ばれる解決策を生み出すと利潤がもたらされる。

やっかいな問題が十分解きほぐされないままでは、政治というシステムに適応できない。
問題がきちんと定義てきたら、解けたも同然だ

ルールや縛りを多くすることは均質性が高いチームでは可能かもしれない
ルールを課すにも前提が必要

極力シンプルにできるところはシンプルにし、不要な誤解を回避することで、チーム内で気兼ねなく自分の意見を言い合える状況

男の本気のパン教室は、屠龍技なのでは

(行政の)各部局でマンネリ化していることとは社会課題である可能性が高い

とつユメ:限界的な場所だからこそ、不自由が露わになる

従来からあった地域資源を、アーティストや作品がその本質を抽出する形で具象化し、その価値を参加者や来場者で共有できる形にしている

復興という場面から疎外感を感じる非被災者という存在が明らかになった

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