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20240424 子どものこころは大人と育つ 篠原郁子


アタッチメントの有用性

子どもと一緒にいるときに湧き起る大人の心の動きに着目します

一人で全自動式に大人に変身してくのではないのです。その育ちの過程には、その子どもの心を思ってくれた大人のそんざいがあると思うのです
→一人の子どもを育てるには、一つの村が必要だ~アフリカの諺より

安定したアタッチメント関係を基礎として、子どもの中に、人生を幸せに生きていくための大切なちからが育まれている

認知能力と非認知能力
知識や考え方を身に付け、周りの人と一緒に上手くやっていく、自分の感情とうまく付き合う

非認知能力=社会情緒的能力
養育者との間に安定したアタッチメントをもっている子どもは、自尊感情が高い
メンターと安定したアタッチメントを持つ→自尊→会社成果へ

子どもの成長を願う

実際の姿より、一歩進んだ発達状態をイメージしていると、そのように誘導することになる

子どもたちが、「もし何かあっても何とかなる」という心持でいられるように

「大人と一緒に何とかできる自分」を経験すること
→新しいことを、先達に教えてもらう時に経験できる
MGの決算もそうなんだろうし、ゲームの運びもそうなんだろうな~


失敗に対応する

赤ちゃんだから泣くのではなくて、怖さや不安を感じて、守ってほしくて、慰めてほしくて、泣くのです

子どものシグナルに対して正答することが、大人の役割なのではありません

大人から思うような反応が上手く得られなかったならば、子どもは方略を練り直し、次善の策を取るようになると考えられています

何回か1回でも、自分が投げたボールを大人に受け止めてもらえたら、子どもにとっては嬉しいのです。
→分母が大きいほど、1回の喜びは大きくなるのか?
分子を大きくするためにと、子どもはいろいろ考える(これを操作しようとすればできる)

自分の成長も願う

最近の親は、自分たちのエネルギーを効率良く使い、失敗を回避したいという要求が強いんです
→子どものときは、効率ではなく、興味を優先。興味が枝打ちされて、すっきりして、エレガントになっていく

「あなたのお子さんはどんなお子さんですか?」
機関車トーマスのように答えることもできるでしょう
では、「あなたのどんなひとですか?」

子どものルールに沿う

回避型、安定型(6割)、両価型(アンビバレント)
他の形にも、役割がある→親の欠損:回避型、親の精神的発達:両価型

アタッチメントの考え方は、子ども満足度

父親との関係

父親との安定したアタッチメントは、子どもに対して肯定的な関連や影響を持ちます

父子間のアタッチメントの質が、直接お友達関係の良さと関連するのではなくて、自己有用感の高さを介して関連を持つという点です

大人も、会社も、自分を大切にされる経験

傷ついている人が、環境が変わって大切にされると、変わる
転職で上書きされる、ずるい人間に出会うと再学習することにもなる
ケアする人もケアされなければならない

会社にも応用できる、「あなたの会社はどんな会社ですか?」

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#子どものこころは大人と育つ
#篠原郁子
子供は、お供え物など、お供を連想させる。子どもと開いたほうが、柔らかく感じる

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