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20230520 コミュ力は「副詞」で決まる 石黒圭を読んで

久しぶりの石黒圭さんの本
日本語について、理解が深まります。実践して、身につけられたらいいなぁ

気になった言葉
情報伝達の観点から考えると、副詞はあってもなくても良い表現です、副詞には情報はほとんど含まれていないからです。
言わなくてもよいのにわざわざ言うのには意味があるはずです
→養老孟司さん、日本語は感性を表す
副詞は話し手が主観的に捉えた表現です

→??CLRは日本語に展開する時に気をつけなければ
感情、感性を質されて、気分を害してしまう、だから言い方が大事になるんだ

話し手にはそれぞれこれが普通と考えるものの見方の基準があり、その基準を軸に事態を捉えようとします

本当の反対は、ウソ、本当の反対は、夢

意味の三角形
太った猫が、寝そべっている。→太った猫が、のんびり、寝そべっている。
猫に、自分の基準から外れただらけた感を付す

呼応の副詞(係結び)
いったい、答えの見当のつかない、理解し難い疑問
はたして、結果に関心がある
読み手の頭の働きに合わせて使ってこそ、効果を発揮するものです

副詞には評価性があり、副詞という品詞自体が全般的に評価を表す傾向がある
副詞の使い方で、登場人物の気持ちがわかる

人は話す時に、全ての情報が整ってから話し出すわけではありません
フィラー(言い澱み)のない話方も頭に入ってきません。

確かに〜〜、しかし
寄り添いつつ、反対意見を言う〜この表現に心の余裕を感じる

けっこうは、肯定的表現

読み手に配慮を促す副詞は 20ある

副詞を使ったコミュニケーションは、このように意味がはっきりしないことが多くなりがちなので、自分の口癖になってる意味のない副詞は自覚的になる

「とりま」とは、とりあえずまあ

せっかく、神様がいるなら一局お手合わせ願いたいと思います

言葉の変化は、ことに副詞に現れます

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