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20221210 聞く技術 聞いてもらう技術 東畑開人 を読んで

気になった言葉

あなたが話を聞けないのは、あなたの話を聞いてもらっていないからです
心が追い詰められ、脅かされているときには、僕らは人の話を聞けません。

環境としての母親は普段気づかれない、失敗したときにだけ、気づかれる
good enough mother

欠乏、これこそが問題です

孤独に耐えるとは、つながりがなくても大丈夫な強靭な魂を鍛えることでは、ありません。
「孤独」こそ、聞かれねばならないのですが、孤独を聞こうとすると、聞く人も孤独になります。そして、孤独になると、人は聞くことができなくなります。

社会にはひそやかな暴力が吹き荒れている
「お前は迷惑だ」「無価値だ」「気持ち悪い」…

孤独の前提は安定した現実です。現実が不安定で、厳しい状況のとき、人は孤立に追い込まれやすくなります。

コミュニケーションがうまくいかないことが積み重なります。その微細だけど慢性的な傷つきが、心に深いクレーターを作り上げ、そこに幽霊のようにして、悪しき他者がウヨウヨ湧いてきます

つながりみたいに曖昧なものを直接提供するよりも、実はもっとソリッドなもの、具体的に役立つものを提供することがまず求められる。
つながりよりも、個室を提供する

一瞬で解決しない(品質改善と同じ)

元気な人しかいられない組織だと、最終的にはスーパーマンしか残れなくなり
思えば、僕らが話を聞けなくなってしまうのも孤立しているときです

聞いてもらう技術とは、日常の中で赤の他人を軽い友人に変える技術

しょうもない話をし、変化を周りに伝える、。→広告、営業l

専門知は、世間知抜きでは運用できない。世間知よって、クライエントの生きている日常を想像できないと、支援は専門知の押し付けになり、非現実的

聞いただけで治るんですか?という問いに、最近は案外力があるんですよと答える

自助グループでは、先に苦境を脱した人が、新しい会に参加した人のロールモデルになるんですね。後輩たちは先輩を見て、「いつかはこういうふうになれる」かと未来の見通しを持ちます。

自分の世間知では理解できないものを、専門知が名前を付けて、知識を与えてくれます。例えば、病気の名前を付けて…
専門知は、世間知に溶けやすいものである必要がある

やさしくされることでしか、人は変われないし、回復できません

専門家の暴走、これは超楽しいんですよ、世界の事を完全に理解したって感じがして、万能感に浸れる

白と黒の裏側にある傷つきの物語に耳を傾けるために

第三者には3種類ある
司法的第三者
仲裁的第三者
友人的第三者

友人とは、偶然性、超経済性、反利害性

リソースが限られている社会とは、異なる意見に耳を傾ける余裕がなくなる。互いに相手を悪魔化して、主張を叫ぶ。最後は力で押し切り、文壇に至る

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