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20240521 フローとストック 細谷功

4象限の動的説明

フローとストック、具体と抽象の4象限を動的に使って現実を説明している

フローとしての具体を、フローとして抽象に上げる:帰納
フローとしての抽象を、ストックとして抽象に変換する:推論
(このとき、手段の目的化が起きる)
ストックとして抽象を、ストックとしての具体に下ろす:演繹

→ストックとしての具体が、現実(フローとしての具体)からのずれ:歪み
歪みを解消しようと、帰納→推論→演繹と回転させる

「思考」というフローの積み重ねが「知識」というストックになって蓄積
改善は、変数が固定されたうえでその変数を最適化していく活動
イノベーションとは、今ない変数を創出する
ストックとしての具体が現実と合わなくなって、歪みを生じる
イノベーターはこの歪みを捉えることで、(困りごとの解決)

フローは頭の中にあるだけ、それが言語やルールという形で表現されると見える
規則やルールがいかに固定化し、社会に浸透した後にそれが次の世界への障害となっていくのか?

歪みの例
キャッシュレスの普及によって、「デジタルマネー使えます」から「現金は使えません」に代わる

フロー型思考は現在、ストック型思考は過去、
→未来にもあると想定すると、ストック型思考になる。
BS経営・逆マトリクス、バックワード思考

抽象

抽象化とは、都合の良いように切り取る

「脱ハンコ」、この根拠のない不安感こそ、ストック型が拠って立つ、共同幻想→人類の進化でもある

抽象概念かつデジタルが馴染みやすいマネーの世界では、天文学的な差がつく可能性をはらんでいます
こうした見えない世界では、ほぼ見られない貧富の差を生み出すことにつなります「数、言葉、お金」

人は動物に比べて膨大な抽象の世界を持っている

具体

フローとしての具体をフローとしての抽象に上げるのは、KJ法が良さそうだ

ストックとしての具体

線引きと関連付け→似ている/似ていない、因果関係
TOCは、ストックとしての具体を図化して、歪みを発見する

小さな子供の学習(フローの具体から抽象へ)と
大人の学習(ストックの抽象から具体へ)の違いは、
脳の形、使い方が変わると似ている

ストック型の思考回路の人は、
ストックとしての抽象に囚われた状態ではなくて、「ありのまま」の具体をみていると思い込んでいます
「フローとしての具体」と「ストックとして具体」の区別がつかない
気が付けるは、フロー型の思考回路の人

ほとんどの人が既製服を着ている大きな理由は、「好きなようにデザインしてもいい」と言われても困るという心理から

#フローとストック
#細谷功
#歪みの発見


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