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母と女のあいだから、母としての女へと

書けないのか、書かないのか、書くことができないのか、私は書くことができない。

母と女のあいだから、母になって二週間。

私の脳内は幸せホルモンと言われているオキシトシンがフルチャージされ続けている。減ることを知らず毎日増え続けている。娘の顔を見るたびにチャージされている。昨日なんて気付いたら15分以上見続けていた。娘と過ごす時間には本来の時間というものが存在しない。いつのまにか一日が始まり、一日が終わっていく。そんなこんなで、私は書くことができず、毎日下書きを開き、少し書いては手が止まり、娘と過ごし今日を終えていた。


とはいえ、まさに今私が過ごしているこの時間、この期間って、もしかしたらスンバラしいものなのではないかと予想している。きっと、今ってスンバラしい。新生児の一日の成長はおそらく大人の何ヶ月、何年分が凝縮していてもう今日の娘には会えない。そんな娘の記録を残したいし、書き綴りたい。泣き声だって明日には少し違うはずで、くしゃみだって、目の大きさだって全然違う。娘を通して学んでいること、娘を通して見える彼のこと。「小さな日常、大きな幸せ」ってやつ。書き残しましょうよ。ということでオキシトシンで満たされすぎて脳内が停止している私自身にオーガニックな喝を入れて、親指動かし始めました。宜しくお願いします。せっかく下書き書いているのでそこから書き直しますね。

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