私の東京都知事選考察2024🎋
2024年7月7日(日)
日本の首都である大都市東京🗼
その首長を決める東京都知事選の投開票があった🗳️
神奈川に住む私は投票権は持っていないが、今回の東京都知事選は私自身関心がかなりあった。
2期勤めている現職、現職が有利な選挙と言われているが、その対抗馬として立憲民主を離党し出馬した女性議員、元市長であった議員、その他今回の立候補人数が総勢56人出馬した。
〈既存の選挙とはいろんな意味で大きく変わった〉
このことが1番私自身感じたことだ。
①テレビ新聞メディアからネットメディアへの変遷
それまで主要新聞やテレビなどで情報を得て、候補者もそれらに登場し、記事になり、その情報を基に誰に投票するかを決めていた部分が圧倒的だったと思う。
しかし今回の何といっても象徴は、ネットメディアの登場。ネットメディア戦略を駆使して、それをいかに上手く利用するか、拡散されるかが分水嶺だったと言っても過言ではないと思う。
特に、20.30代の誰に入れて良いのか分からなかった浮動票が、ネット戦略を見事に駆使して票に繋げた立候補もいた。結果的に当選した現職は一定数以上の固定票を持ち、勝利したのは変わらないが…
しかし、ここで強く思ったことは、
選挙で票を得たことと、本当にその人を信任して期待して投票して民主主義の選挙として存在感を示せたのはイコールではないのではないか。
ただ、都民の心を掴み、それを投票行動に繋げたことは事実であり、当選は叶わなかったが今回の選挙で存在感を示せた候補者がいたのは確かではある。投票率も前回よりも上がった!投票率が上がったことは良いことである。
当初、現職の対抗馬として出た女性議員の選挙演説を聞きに行ったある有権者は、その女性の演説を聞きたいために行ったのに、その候補者が登壇する前にずらりと並んだ推薦している党の国会議員の挨拶を聞く羽目になり、暑い中待たされて、正直聞きたくない立候補しない国会議員の話しを聞かされ、何も変わらないんだなあとつくづく感じたとのこと。
一方でネットメディアを重視した議員は、SNSで何時にどこで演説をしますと事前告知を行い、演説自体も当事者本人のみのシンプルな話し、10〜30分程で演説も終わり、聴衆と握手をして、すぐにまた次の演説場所へ。
さらにその候補者のことを知りたければ、YouTubeや TikTokにも情報はあがっているので、それらをみて情報を得ることができる。
それをみた有権者は、既存の政治家や政党より、何か違うをやってくれるだろうと思って投票したに違いない。
しかし、この候補者の選挙後の主要メディアに対しての立ち振る舞いや言動は明らかに政治家にあるまじき疑わしき行動言動があった。我々はその候補者自身のそういう一面もあることも本来は見抜かれねばならないと強く感じされられた。
なので、ここでも選挙🟰その人が信頼できる人、任せられる人という🟰が成り立っていなくなっているのではと強く感じた。
②政見放送と選挙用ポスター掲示板
今回の選挙で「カオス東京」の象徴としていたモノが政見放送と選挙ポスター掲示板だった。
まず政見放送。立候補者がテレビで自分の経歴や政策施作を伝えられる場であるが、今回は立候補者のYouTubeの宣伝、ある女性の立候補は、自分の着ていたジャケットを脱ぎ出し肌をわざと露出させる場面もあった。それも売名行為であったのは明らかである。
正直世も末だと見ていて思った。ただ、コレが現実の東京の一部、この候補者ははっきり言えば都知事選とは関係なく、本人の宣伝のために立候補して政見放送を使って自身のアピールをしたかっただけなので、こんな候補者が出ることも想定して今後の選挙のあり方も考えなければならないと感じた。これも現行法での選挙活動で許される行動なのである。
選挙用ポスターの掲示板も酷かった。
56名もの候補者がいるのでそれなりに大きな掲示板になったが、掲示板に張れる人数は48人まで。49番以降に張れる候補者は貼る場所がなく、板の端にポスターをクリアファイルにいれ、自身で画鋲などで貼るという措置を取った。それもまたお粗末であるし、選挙の公平性は保たれているのかと思ってしまう。
またあったのが、24人もの候補者を擁立したある国政政党が、その候補者の貼る24のスペースを、政党に寄付をしてくれた個人に売買するということが行われた。その結果、ポスターを貼りたい希望者がその政党に寄付をして、都知事選とは関係ないポスターが都内の掲示板に貼られ、まさにカオス状態と化した選挙ポスター掲示板であった。しかし、この一連の流れも選挙違反にはならない。選挙制度の抜け穴を突いた合法的な行為である。
このようなことが行われたのが今回の首都東京である都知事選である。これが今の日本である。このような行動、法律を変えろというのは口でいうのは簡単である。
我々有権者が、どんな国になってもらいたいか、そしてそれに近いことを言っている候補者は誰なのか、また、各候補者を取り上げているメディアはどんな報道をしているか。
候補者とそれを取り上げるメディアの取り上げ方を、我々有権者がwatchしていくことが最も大切なことではないかと思った。
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