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恋がしたくてピンクの髪になった

真面目な吹奏楽部員の小さな反抗

初めて髪の毛を染めたのは、忘れもしない中学1年生の12月30日。
当時所属していた吹奏楽部の顧問はヒステリーで厳しいで有名な先生だった。
部活も冬休みになったのをいいことに、ちょっと悪かった友達に勧められたカラーリング材を使ってみた。が、今までブリーチもしたことない綺麗な漆黒の黒髪には一番トーンが低いようなカラーは何も入らず、家族にも気づかれないまま私の初体験は終わった。

ピンクが気になる私の心理

高校を卒業してからはずっと髪を染めている。成人式でハイトーンにした後、久しぶりの黒髪期間はあったものの、恋愛が終わるたびに少し髪の毛を切ったり染めたりするくらいには好みのヘアライフを楽しんでいた。

ある時から外国人風カラーや”透け感”なんてものが流行り出してからはその虜になり、グレーやアッシュカラーが私のトレードマークとなっていた。そんなある日、「髪の毛をピンク色にしたい」と思ったのだ。

黒肌が似合うシンガーが綺麗なピンク色の髪になっていて、可愛いと思った。でも、幼い頃からピンクをほぼ身につけたことのない私には自分がピンク色を纏う気持ちにはなれなかった。

しかし何日経ってもピンク色の髪の毛が忘れられない。もはや”ピンクのもの”ばかり最近気になってる?!ということに気づいた。

【ピンクが気になる心理】検索した。(私は心理とかを検索しがちな女である)
疲れている、癒しが欲しい、愛を求めているようだ。

確かに最近好きな人も長いこといなかったし、仕事も大変だったし疲れていたかも・・・恋したい気持ちも高まっている気がする、恋愛運上がる気がするな、ピンクにしよう。
と、自分の中で通じていないようで通じている理論を導いて髪をピンク色に染めることを決める。

挑戦した結果は・・・

可愛い、ピンク似合う!!!と私の中で初めてと言っても過言でないくらいピンク色が自分にしっくりきた。
周りの友人や職場でも大好評だったピンク髪はとっても綺麗に私を彩ってくれた。しかしふと思う。
(派手な色は男性ウケは悪いのでは?ギャルに見えないだろうか?)
しかしこんな心配は無用だった。
男性からの反応は良い、綺麗だと褒めらた。ほとんどの男性は似合うと言ってくれた(もしかして言わせてたかもしれないが私の気分は良い)

派手髪だから?黒髪だから?


ここで28年間生きてきて勘違いしていたことに気づく。
派手な印象を与えるハイトーンカラーや特殊カラーは不真面目に見えたり印象を悪くするとかモテないとかそんなことではない。
好きな髪色に挑戦した私は素敵に見えるし、自分に似合うことを本当はわかっていたからより私を輝かせて見せてくれた。

素敵な人って髪や肌の色とか見てくれなんかじゃない。
自分のことを知り、自分の好きやワクワクする気持ちに従う。そうすると人の魅力は最大限に発揮されるのではないかと私は思うしそんな人でありたい。
何も染めていな私の漆黒の黒髪も綺麗で好き。だけどこんなにも気分を変えてくれる染められた髪もとても好き。

#髪を染めた日

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