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衣装

お彼岸で亡き父のお墓参りに行く道すがら、久しぶりに会った母と音楽の話になる。
度々ツイートしているが、若い頃のど自慢大会でそこそこの成績を納め、県内各地で歌っていた母は父が亡くなってから再び歌を始めた。
最近はコロナの影響であまりステージに立てていないが、去年は商業施設や美術館のイベントスペース、老人介護施設などでたくさん歌う機会があり、ボーカルスクールの先生にオリジナルソングまで作っていただいた。
母自身が82歳なのに老人介護施設の慰問をしているのはなかなか笑えるのだが。
2曲目のオリジナルソングのMVの撮影もしているらしく、四季が歌われているのでそれに合わせて春まで撮影は続くようだ。
ステージやMVの衣装はもちろん自前で用意する。少ない年金からの捻出なのでなかなか難しいが、大きめのアクセサリーをつけたりしながら工夫している。
母だけでなく、妹も東京のライブハウスで時々歌っている。
こちらはお金を頂いているけれど、それほど大きな利益がでるわけではない。
それでもやはりライブ前はステージ用の衣装を新調している。

母は昔の人なのでステージ衣装は普段着みたいなものはつまらないと言う。
ちょっと昔のフォークやニューミュージックと呼ばれたジャンルの人たちの白いシャツにジーンズなんてだめだ!と。
音楽のジャンルや世界観、雰囲気が違うんだからいいじゃん?って思うけれど、観に来てくれたお客さんに失礼だ、衣装込みのステージだと言う。
黒柳徹子さんもアフリカの貧しい暮らしをしている人たちに会いに行くときは、いつもの華やかなお召し物。質素な服装では失礼だとおっしゃっていたそうだ。
そしてその衣装はオークションに出品してお金は寄附しているというんだから、徹子さんの衣装に関わった人はみんな幸せになれる。

我らが推しのEXITは、そのド派手な衣装もまたみどころだ。
ビジュのよさも相まってどんなに派手な衣装でも服に着られることなく着こなし、何を着ても似合ってしまう。
最近はスタイリストさんが付くことが多くなったようだけれど、ファンからのプレゼントをテレビや舞台で身に付けてくれるところもまたファンの貢ぎ心をくすぐる。
自分達はファンのアバターだと言うけれど、それぞれ単品で贈られた物なのによくもこんなにうまくコーディネートできるものだと感心する。

毎週木曜日のアベマプライムの衣装は特に楽しみだ。
ニュース番組とはいえ「報道リアリティショー」と謳っているだけあって、まさにショー。話の内容だけではなく、見せることにも重きを置いている。
スクショタイムまであり、出演者がバックスタイルまでTwitterにアップしてくれるなんてEXITならではだ。
番組終了後、何処の衣装なのか誰かが探し当ててくるのもまた楽しい。
霜降りミキXITでも他の二組には着こなせないような(失礼💦)華やかな衣装。
こちらもとっても楽しみだ。

秋はオシャレの季節、これからもどんどん素敵な衣装で楽しませてくれるだろうし、年を取ってもきっと派手な2人でいてくれるだろうし、いつか徹子さんみたいに衣装をオークションに出品してくれたらきっとファンのみんなは喜ぶだろうな、なんて思った。
資金不足のうえに争奪戦で買えそうにないけれど。

おまけ

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