#バーテンダーとの思い出
今はない、池袋のバー。
酒場に行った帰りには、トプ画のような空を笑顔で眺めながらよく帰ったな。
女の子と行ったらお洒落だよね、と男友達と行きました。
サンシャイン通りの雑居ビルの5階だったろうか。スマホもなく、ホットペッパーグルメかなんかをみて行った。
バーテンダーはドラマでよくみるピッとしたシャツにベストを着ている感じじゃなく、青いチェックの古着シャツみたいな感じで、ほかには女性一人しかいなかった。
仲間とカウンターに陣取り、バーテンダーにおススメありますか?と聞く。
小説で「お好きな情景を教えてください」なんて言って、オリジナルカクテルを即席で!みたいなのを期待していたが、バーテンダーは「僕勉強中でして(;'∀')ジンを使ったカクテルなら自信あります。ジンはこだわって集めているので・・・」って感じ。カジュアルで楽しくなってきたところで無口な友人が「酔いにくい奴を・・・」と言って、ぼくはなんていったかな。なんか変なこと言ったと思う。モスコミュールが好きだったから結局それを頼んだかな?ジンは友人が飲んでから・・・としたかな?
ちょっとぎこちない、バーテンダー志望、みたいなバーテンダーだった。いまもどこかでやってるかな。
「カクテルってどんな風に勉強するんですか?」と言ったら、写真集みたいなのを棚の隙間から持ってきて、「こういう本があるんですよ。ジンは好きだったのでそこから攻めてます」といい、「勉強中にお店出すって勇気ありますね!」と言ったら、ひとりで飲んでいた女性が「あなたたち来るまでずっと勉強してたのよ」と口を開いた。
バーテンダー「嫁です」えー(笑)「じゃ、お客さん僕らだけ?」(;^_^A
「サービスしますよ~タンドリーチキンは切らしてますが(;^_^A」最初にクーポンのタンドリーチキンを頼んだんだったかも。それだけ食べて帰られたら、経営的にきついんすよ~とか言われて、あーなんじゃこらと思ったなぁ(笑)
すると女性が店の奥からゴールデンレトリバーを連れてきて、「家に置いておけないから、連れてきちゃったのよ、かわいいでしょ~お行儀いいし」
飲食店にオーナーのペットを入れちゃう!?「かわいいですね~吠えないですね!」
なんだかんだドンドンカジュアルな感じになってしまって、
ジンのカクテル飲んだかな~一杯か二杯で出てしまった。
なんだか、僕がそろそろ行くか、と言ったら、友人が「もう行くの?」と言ってきて、「もっといる?」と聞いたら「はっきりしねーなー」と自分のことを棚にあげて偉そうに言ったのを覚えている。
バーテンダーが「がんばりますのでまた来てください!」と雰囲気をつくろう中、笑顔でごちそうさまでした~と後にした。
その友人は木村拓哉目指すとか言い出し、うざくなって、疎遠になったが、
一年もたたないうちに、意気揚々とぼくは、仲良くなった女の子をその店に連れて行った。
店はなくなっていた。
思えば、頼んだお酒はシンプルにジントニックだったかもしれない。友人はジンを頼まなかったような気もする。
女の子に「人のいい感じの夫婦がやっていて、犬なんかも連れ込んじゃってて。健康的なバーだったけど、不況だしね~」なんて言いながら、ジンが得意でとか、バーテンダーをフォローしながら、チェーンの居酒屋に入ろうとして「やっぱ帰るわ」と女の子に言われ(TT)送っていった。
ジンライムでも煽りたい。(笑)最近はすぐ腹につくのでハイボールにしている。
しかし、品川にあった「うずまき」も面白かった。
借りていたアパートから近く、寂しくなると行っていた。お金のない時はツタヤで時間をつぶしていたが、ツタヤより行きやすかった。
「うずまき」はホールが広く、食事もいろいろ出していて、バーテンダーも調理に忙しくて積極的に話してくれないんだったが、わいわいしててほっこりしていた。品川を去る前に閉店したときは愕然とした。
でも5年以上はやっていたと思う。ぼくが住み始めたときにはあったが、おしゃれで憧れだった。大きいアンモナイトが入り口に、間接照明に照らされて置いてあった。
カウンターで一人で飲みながら、バーテンダー(この店はピシッとした服装してたなぁ)に「包丁さばきすごいですね!すごい!」というのを笑顔でかわされ、最初にサラダを頼んでいたが、なかなか来ないので、泡盛を頼んだら隣の二人組のOLが沖縄出身だった(笑)それで話しかけられ、あっちが年下で、ガンガンしゃべられて、笑って、サラダも来て、みんなでたべて、また注文して。。。
すごいほっこりして帰り道の夜道を楽しんだ思い出だ。
その沖縄出身のOL、遠くのほうに座ってる子がアルコールを飲むとくしゃみが出るそうで(笑)盛大に吹きかけられました(;^_^A拭いてもらったり、謝られたり、なんだりありましたが、「気をつけて帰ってね~」なんて言って、先に帰ったな。あっちが恐縮しちゃったから、ちょうどいいやと。
部活の先輩に鉢合わせして、「おまえがひとりでここに飲んでるって、みんなに教えなきゃなwww」とか言われてウザかったのも思い出。意外と利用者がいたらしく、なんかの二次会でも行ったが、帰りに階段をのぼりながら、すごい人数だなぁと眺め渡したのだけ覚えてる。
うずまきは地下一階にあった。階段もカーブしていて、おしゃれだった。
料理は高かったが、すいていて、テーブル席で肉料理をガッツリ食べたのも覚えてる。量少なかったし、そのあと混んできてカウンターに移動させられたんだよな(笑)
ほかは、町の向こう側の焼き鳥屋さんしか覚えてないな。やっぱ、こだわってる個人営業が面白かった気がする。
焼き鳥屋さんは、いろいろ話しかけて、浮いちゃって、ひとりでビール飲んでたの思い出したけど、ラジオでTristan PrettymanのLove Love Loveを3回目くらいに聞いて、アーティスト名と曲名がやっと確認できて、顔見知りになってた店員さんに報告した覚えがある。お祝いとか言ってレバーおごってくれたなぁ。うざかったのかな(笑)レバー串ってハツみたいなの混じってることありません?スーパーなんかだと混ざってて、ハツ(心臓)のぷりぷりした食感好きだったから、店員さんに「ハツ入ってません???ハツ好きなんですよ!」と言ったら、「ハツは入ってません」と強硬に言われたなぁ。気まずくなって、あの焼き鳥屋には行かなくなっちゃったんだよな。
街ごと好きでした。店があって、人がいて。そこの雰囲気があって、神秘ですね。また行きたいな・・・近々行こう!夜に(笑)
こんな風にとめどなく話せるのも好きだったけど、聞く方、大変らしいですね(;^_^A二十代後半で学習して、うざいおっさんいまだにやってます(笑)
バーはいいよな。うずまきって店を見つけたら、また入ろう!!!
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