バーレスクの予知夢 世界観(ホームサイド)

・バーレスク


有名な作品のスタイルや精神をカリカチュアしたり、その作品のテーマをこっけいに描く文学・戯曲、音楽のジャンルである。バーレスクという言葉はもともとイタリア語のburlesco から来ている。burlesco の語幹burla –は、冗談、嘲りなどの語義をもつ。
バーレスクは意味的にはカリカチュア、パロディ、戯作(トラヴェスティ)とも重なっており、ヴィクトリア朝時代の演劇がそうであったように、エクストラバガンザ(様式や構造に囚われず自由であることを特徴とした舞台芸能の上演形態。18世紀半ばに奇矯な行動を指す言葉として用いられるようになり、その後、18世紀末にはファンタジー的内容の舞台を指すようになった )の要素も帯びている。
文学あるいは戯曲ジャンルとしての「バーレスク」という言葉は17世紀後半から使われており、遡ってチョーサーやシェイクスピア、古代ギリシャやローマ文化における古典の批評にも用いられている。
時代が下ると、特にアメリカにおいてバラエティ・ショーの形式による見世物を指すようになった。華やかなショーガールが出演するアメリカ式のバーレスクは1860年代から1940年代にかけて人気を博し、劇場だけでなくキャバレーやクラブでもよく上演された。後期のアメリカン・バーレスクは猥雑なコメディと女性のストリップを演目とすることが特徴であった。

・ホーム


世界が2つにわかれたうちの1つの片割れ。
合併、吸収、統合統治、連合国の形態・・・・・それらを繰り返したことにより、本当の国の名前は非常に長いものになっており、ほとんどの人が知らない、覚えていない。
「ホーム」と呼称することによりごく一般的に通じる。
光の国からは「シェード(影の国)」と呼ばれているが、これ自体があまり知られていないため、ほとんどのホームの住民からすれば首をかしげる呼称である。
それ以上に、シェードは光の国から見た時の蔑称にほど近いため、ホーム政府としてもこの呼び名からは遠ざけようとする、政治的、報道的に忌避され極力情報が及ばないようにしている。

・生活


農業、工業が盛んな国であり、大陸側および海洋側では一次産業が超大規模に行われている。第3次緑の革命により、ホームの地域のみで世界の全人口の食料が維持できている。その一方で土壌の貧栄養化が著しく、さらなる効率的な化学肥料の開発や、作物の品種改良については両国の特務となっている。
緑の革命以前は、バイオ技術による代替食料の生産及び研究も行われてきたが、革命後は生産性、食味の比較をされ、現在ではあまり活発ではない。
工業においては、工業に使用する基礎的な部品のほか、純度の高い化学物質の大量生産、安価な製品を大量に生産することが主であり、それらは光の国にも輸出され、そこで様々な製品に変えられる。あくまで基礎製品の産出をメインとされているのが現状である。
光の国との貿易は太平洋側、ユーラシア側問わずすべて空輸であり、電気大型貨物飛行機により行われている。両国の生産と貿易に必要な英大なエネルギーは、光の国の核融合施設からもたらされる。

国民は基本的に未成年であれば学生として学校に、成人は職業もしくは家庭内の仕事に従事するのが普通である。
学校は小学校、中学校、高校までの計12年が義務教育となっている。国立の学校のほか、許可されたフリースクールなどで代替えすることも可能である。義務教育期間の学校は各地域に置かれている。一部過疎地域では通学に時間がかかる可能性もある。
更なる勉学を望む者には大学以上の機関も設けられている。基本的に高校卒業後は就業するのが普通のため、大学進学率はそこまで高くなく、大学は更なる知識を得てより高いレベルの国民を育成することと、新たな知見を得ることで国力を増大させるという意味合いが大きい。光の国との技術的な兼ね合いもあるが、お互いがお互いにそれぞれの国の問題を抱えているため、両者とも自国で可能な限りの解決を望んでいるというのは、両国とも同じ見解である。
しかし一定以上の制限を光の国から受けており、主に歴史、情報、ITなど一部分野の高度学習はその対象である。
入学には試験と面接両方の合格と、合格後の入学金、学費が必要で、合格により入学することができる。試験は3月試験4月入学、8月試験9月の2期に分けて行われており、どちらかに合格すればその期をもって入学が可能になる。ホーム内にいる大学には教育、研究環境、研究の質 、産業とのかかわりの観点からランクがある程度可視化されており、それを参考に進学先を選ぶ学生も多い。最高学府である大学は少数精鋭である。基本一つの大学に複数の学部が合わさり、それぞれで専門的な教育を受けるが、他分野とも討論し刺激を受けることが重要視されている。しかし学部によっては現地調査や他研究施設など外部へ大部分の時間滞在して行動することも少なくない。学生の教育課程と修了要件の充足に応じて学士、修士、博士の学位授与が行われる。大学卒業後は他の義務教育修了者と同様に就職するか、大学に残りさらに勉学を探求するかに分かれる。基本的に大学卒業者は貴重な人材、専門者として優遇されることが多く、このことを目指して大学進学卒業をする学生もいる。
勉強の自由は与えられているが、ホームの住民は基本的に義務教育後直接的に繋がる高等教育の必要性は前提とされていない。基本的に必要に応じて就業後にその専門性を自主的、および学校を利用し客観的に強化することが普通である。


就業の1つ例として、大陸の農業地帯であれば農業従事者、およびそれらを支える肥料工場やアグリテック、農業用ロボットの設計、管理を行うなど、その土地ごとに特色のある職業に業務するのが普通となっている。これはホーム自体が地球全体の生産工場になっている一面が大きいため、国全体で効率的な生産性向上をもとに土地開発が行われていることがゆえんである。特色のある土地でそのような就業状況となるのは、単純にその土地における雇用機会が多いためである。工業地帯でも同様になる、
一方都市沿岸部や山岳部など、産業的利便よりも都市自体や政治的機能、国民の育成、またはベッドタウンなどが目的となる都市の場合は、就業的特色が薄くなる傾向がある。小規模工業地のほか、人の生活基盤となるような小売業、インフラ、サービス業のほか、政治や学校などの公務員的な要素を持つ者、もしくは自らの発想をもって仕事と生活を成り立たせている者がいるだろう。
地域的な金銭的裕福度は工業地帯よりも農業地帯の方が高い。
(P村の舞台はユーラシア大陸の東に位置する諸島の地方であり、治岸地域にあたる。平均よりは裕福ではあるがとびぬけた数値ではない)
工業地帯が比較的裕福ではないのは「買いたたかれ」が発生するからだ。
ホームで作った工業部品を光の国に輸出し、光の国がそれを使い製品および、”二次工業部品”を製造し、ホームに輸出する。これらのリレーにより、その過程ごとの中間手数料(ぼかした言い方)が発生するため、基本的な工業製品の利益率が低い。一方食料においてはそのような事象はほぼ発生しない。特に優秀な人材の流出が問題視されており、賃上げの他、AIロボットによる代替え等検討されている。
労働については法律で定められており、そこから違反したことが発覚すれば雇用主は罰せられる。朝に仕事に向かい、夕方か夜に終了する。時間差の労働が必要な場合はシフトが定められるときもある。一般的には8時間労働(休憩含まず)週5日労働だが、就業場所、繁忙期によって異なる。自営業者についてはこの限りではない。就業前後は労働者の自由時間であり、趣味、娯楽、もしくは過程を持つのであれば育児、金銭が欲しければ他の労働(副業)など、各自思いつく限りの自由が時間の限り許される。専業主婦の割合は2割になっている。
(Pはホームの労働状況書くのがつらいので何かあったら聞いてください。追記します)
(金銭的余裕は子供を育てるなら専業主婦の割合が2割(高校卒業までとする)を鑑みて、各PCと相談して考えてください。)
(でもまぁ…舞台に集まってる人たち、基本的には平均以上に稼いでますよ…)
(舞台全体で統計を取ると誰か1人のせいで平均がブチ上がる件)

生活の中にはホームで作られたもののほかに、文明レベルの違う品々が混じっています。これらは光の国からもたらされる技術により輸入されたものです。ある程度の輸入制限はありますが、技術革新によって製造された摩訶不思議な機械や、ちょっとした人体改造による見た目の変化も、この時代特有のものとして楽しめるでしょう。
それらをどのくらい享受できるかは、持っている資産をいくらペイするか、できるかです。

・歴史


かつて世界は様々な信仰、文化、人種、気候や地形により多くの国に分けられていましたが、戦争、より効率的な発展、敵との戦いのための統合が繰り返され、2つの国にまで少なくなりました。
世界は人類の最高の可能性を目指し、発展に突き進むグループと、すでに技術は繁栄に必要十二分とし、維持を主軸とする二つのグループに分かれました。
両者の考えは相いれないものでしたが、幾度にも重ねられた話し合いの末、2つの国に「対等な」友好条約が結ばれます。
その、後者の国が「ホーム」です。

・状況と、地球滅亡のうわさについて

今はX998年。世紀末の時。
世紀末と言えばノストラダムスの大予言。1999年に世界は滅びると言った、太古の予言です。結果的にそれは果たされず、今があるわけですが。
ホームでは政府と、彼らが行った「対等な条約」により、一定以上の平和が何百年も続いています。そのために刹那的な変化を求めている人が増えているのか。何千年越しの練り直しが、彼らの心を突くのでしょうか。

・光の国、ホームの地理的位置

ホーム:日本、韓国、中国、東南アジア、インド、オセアニア、ロシア付近の北および東側一部
光の国:南北アメリカ及びアラスカ、ヨーロッパ、アフリカ、ロシア付近の北および西側一部
全体面積割合 ホーム:光の国=4:6

・通貨

「カエルラ」という通貨が使われています。
製造方法が秘匿されている碧い合金「カエルラ」がそのまま名称となっています。硬貨には別の金属(合金)とカエルラが一定以上の割合で混ぜられており、"どう見ても、現実的に同じものを製造することが不可能"な見た目をしています。その上に角度を変えると浮かぶ"潜像技術"など、多数の偽造防止技術が埋め込まれています。
紙幣にも"一部のインクに純度の高いカエルラが使用されている"ことで、これは政府の持つ特殊な蛍光により発色するため、カエルラの製造法を知らなければ、そして非常に硬い金属であるカエルラをどのようにインクとして加工できるのかを知らなければ製造できない。他にも偽造防止技術が埋め込まれており、複数のマイクロチップが埋め込まれており、その位置、各紙幣により登録されている1つの番号など、カエルラに頼らない方法での偽造対策もされている。

カエルラは非常に硬く、見た目に反し熱伝導率が低い。サビも非常に起こりづらい。カエルラは偽造防止で使われているため、硬貨のほか合金部分と明確と色見の違いで分けることができる。非常になめらかで、触っていても人肌の熱で暖まりずらい。古い硬貨の場合、このカエルラと他の合金部分の傷やサビの違いを感じることができる。

追記してほしい情報があれば連絡を


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