トロイメライの星宙夜 世界観情報

トロイメライの星宙夜[‐ノセイチュウヤ]

・トロイメライ


トロイメライ(独: träumerei)とは、ドイツ語で「夢」「夢想」を意味する語。

・世界


科学技術の粋により、あらゆる課題が解決され、一つの星に縛られとどまる必要もなくなった世界。
高度情報化が発展し肉体を捨て情報の波に飲まれる世界、あらゆる芸術を体感し創造することを人生とする世界、自らの肉体や精神を駄賃に、ただ惰眠を貪ることを許される世界。
居住星には様々なルール、いわゆる法律があり、それに反さない限りは何をしてもよい。

・星


あるところは多くの人が住む居住地であり、生産の場だったり、たった一人の所有物だったりする。
居住星にはそれぞれの法律に則って運営が行われている。つまるところ、星ごとに定められていることは全く違い、己が住みよいと思う星にすむことができる。
あぁ…、もちろん。悪意を持って訪問者を貶めようという意志や目的が見えた時、「連邦政府」が彼らを取り締まるだろう。
悪意でないのなら、例えば......「美術を冒とくしたのであれば殺害してもよい」という法律だって認められる。
向かう星がどのような場所かしっかり調べることが大事だ。

いまや星はそこに存在していたものだけではなく、人工的に星が作られ、生存に適したように改造された「人工星」というのもある。
中心核に合成やボロ星から持ってきた土や岩石をくっつけて、大気をまとわせて、お好みの重力に設定したら完成!
君だけの最強の星を作ろう!
大型の物であれば、連邦政府の作った居住星として利用されているものもある。

・人


人とは、人である。
宇宙に進出した人類は多様な環境や重力波の影響を受け、多様に進化しました。
姿、能力、思考、寿命、それに至るまでの文化までもが多様に分岐し、その違いによる差異に目をつける奴なんてほとんど存在しない。

・ロボット


主に無機質により作られ、行動するように構築された物体のことを指す。

人工知能の発達により、ロボットの過剰労働を疑問視する声が増え始め、数十年前にロボット(※複数の条件あり)に人権を与えるという法が可決された。
これにより今まで安い賃金で雇われていたロボットに人間並みの給料を払わなくないといけなくなった経営者による悲鳴が続出したが、それでも人間よりもロボットのほうが働き者であると、大胆な経営改善の一端になったとかなんとか。
なお機体を捨て思念を情報統合システムの波に乗せてしまうと、人権がはく奪されてしまう。これは人間も同様である。

・生体 ID


体の部位から本人確認ができてしまう便利システム。
指紋でも、血でも、飛んで行った腕一本でも、どこでも。
便利である以上に、犯罪抑制や人民の管理のために今はなくてはならないものとなっている。
ロボットに人権を与える法案時に、これと同じシステムを、パーツを取り換えることのできるロボットに付与する技術的方向が最も課題だったとの話もある。

・連邦政府


多くの星々が各自のルールで運営される一方、基本的なルールについてまとめ上げ、星々を管理しているのが連邦政府になる。
随分と偉そうな名前をしているが、星として認められ管理さえしてしまえば実際の取り締まりお飾りのようなものだ。
宇宙はあまりにも広大で、連邦政府の目が全部行き届くかと思えばそうでもない。
そして何より、人々は資源の不足という大問題を解決できるすべを見つけてしまった。
その中で連邦政府の基礎の基礎のルールに引っかかるような奴なんて、心がお子様か、大悪党か、イカれてしまったかのどれかでしかない。
今日も宇宙のどこかで鬼ごっこが繰り広げられているだろう。

最も、それ以上の豊かさを求め連邦政府のルールを破るものもおり、どこかで連邦政府の目をかいくぐり密かに暮らしているかもしれない。

・錬金術師


まさにその資源の不足という大問題を解決した、異次元からの来訪者たちである。
今は百年戦争と呼ばれる、その百一年目に突如として現れ、彼らの次元を超えた技術により戦争の必要は消え、うやむやとなった。
彼らは強大な力を手にしているが、彼ら自らがその力を制限し、この世界でのんびりと生きている。
彼らは時たま要望を受け、目的となる物質を生成する。
下級な生き物の命令を受け縛られている生き物なのか?我が物顔でよその世界へと踏み入り、自堕落に生きているのか?それとも…

・百年戦争


かつて人類が宇宙に進出し様々な星を調査し、宇宙調査及び居住者としての立場を大きく地盤を形成していたころまで話はさかのぼる。
人類に大きな問題が起こっていた。資源不足である。
広大な宇宙には多くの星が点在している。目的の資源を得るには目的の星で採掘が最も効率が良い方法になる。
しかし宇宙は広く、目的の星に行くには移動のため、その後の運搬にもエネルギーが必要となる。
そして星々によって得られる資源には大きな偏りがある。
それを解決する方法として、多くの種類の星を独占する者たちが現れ始めた。
あとはその状況に時間を注いでしまえば、あっという間に陣営戦・・戦争の出来上がりだ。
この時に多くの星からどさくさに資源となる大気や地殻が回収された。

そして百一年目の異次元からの来訪につながり、長い平和が続いている。

・富豪の人口星


とある大富豪が「ヨツビシスペース地所(株)」という会社から購入した星。
程よい小ささと地殻を兼ね備えており、富豪はそこに別荘を構えた。
内装は富豪の趣味であるアンティークなものにしてある。
土壌には太鼓の生物の化石などが見られるらしい。おそらく何かの星、おおかた100年戦争で破壊されたものを、人口星としてリメイクしたのだろう。
よくある話だ。

・地球?


どこだろう…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?