見出し画像

本日晴天快晴

※今回の記事は、個人的解釈としてこの「本日晴天快晴」という曲について書かせて頂きます。曲の解釈は千差万別ですので、一個人の想いとして受け取って頂ければ幸いです


この「本日晴天快晴」は2023年8月に配信リリースされた。夏の広がる青空がとても良く合うタイトル通りの曲だ。そしてこの曲は、CUBERSのメンバーである末吉9太郎さんが作詞をしている。自ら歌詞を書き、解散を発表している自らのグループに提供する。個人的にはとても意味のあることだと思っている。


オタクの想い

「本日晴天快晴」を聞いた時、真っ先に推しとファンの関係性を思い浮かべた。「アイドルオタクアイドル」である末吉9太郎さんだからこそ書ける「ファン目線の推しへの歌」だと思っている。ライブに行く日の朝、推しの事を思いながら準備をする。そのファンの可愛さが冒頭で書かれている。
私は今年の8月に初めてCUBERSのライブに行き、人生で初めて「特典会」に参加をした。参加したばかりだからこそこの歌詞がとても響く。

本日晴天快晴
迎えの合図です
何もないところで2人だけのお喋り

サビのこの歌詞は紛れもなく特典会(握手会や撮影会など)を表している。
「次の方〜」とスタッフさんに声をかけられ、特典券を渡す。そして一歩前に進み推しを目の前にした瞬間、自分の世界が、自分の視界が推しだけになる。会場にはこんなにもたくさんの人がいるのに、一瞬でこの世界が自分と推しだけになる。まさに「何もないところで2人だけのお喋り」となる。後から思い出すとどんな魔法だろう、と思ってしまうくらいに世界から「何もなくなる」。
この歌詞が書けるのは、特典会のあの空気を「ファン目線」からも知っている末吉9太郎さんだからこそ、だと思う。

2番の歌詞には

他の人に知られていいのかと
大切にしてきたでしょ
もっと見てもらえばいいんじゃない?
この物語は幸せがいっぱい

とある。私には「オタバレを恐れているファン」の姿が見える。オタクであることを隠して、バレないよう自分の中でだけ推しを大切にしている。でも、その推しも、推しを応援しているファン自身ももっと日の目を見てもいいんじゃないか。推しの素晴らしさ、そして応援しているオタク自身の素晴らしさ、何も隠すことなんてない。だって推しとファンのこの日々は、幸せで溢れた素晴らしい毎日なんだから!と9太郎さんが背中を押してくれる気がする。
この歳でアイドルにハマった私は、正直恥ずかしさがある。「自分の歳を考えろよ…」となる瞬間が幾度とある。だけどその度にこの歌詞を思い出す。オタバレとか年齢とかそんな事どうでも良くなるくらいに、CUBERSから幸せをもらっている。それは隠せる事ではない。

この曲の最後はこの歌詞で締めくくられている

様変わりもして街が変わっても
僕らだけはずっと主人公でいていいの

季節よ重ねるな
季節を超えていけ

「季節よ重ねるな」という言葉。これは9太郎さんの想いなのか、9太郎さんがCUBERSのファンの想いを汲み取ってくれた言葉なのかは分からない。だけど、この言葉だけはCUBERSのファンに向けた言葉だと思っている。
時間よ止まれ。
この季節が続けばCUBERSが解散する春はこない。CUBERSのファンの、その想いをメンバー自らこの言葉にしてくれたのだと私は思っている。

時間よ止まれ、と思っていても日常は流れていき、時はどんどん流ていく。CUBERSが解散して、半年1年たって世の中に変化が生まれてきても、きっと私は変わらずCUBERSが好きでCUBERSの曲を聴いているんだろう。私にとってCUBERSは、新しい世界を見せてくれたキラキラなアイドルであり、最高のアーティストだという事は変わらない。それは解散しても変わらない。どれだけ季節を超えたってずっと主人公のままだ。



秋から冬。冬から春。


時間は無慈悲に流れていく。解散まであと5ヶ月となってしまった。季節は日々変化している。
私は冬の始まりが好きだ。朝の空気がピキッと冷たくなるあの瞬間に、冬の始まりを感じる。だけど今は、季節がどんどん変わっていくこの瞬間が悲しい。
2024年4月1日の私はどんな思いで日常の中に立っているのだろう。きっとしばらくは虚無の中にいるだろう。その時は「本日晴天快晴」を聞いて、このMVを見ようと思っている。CUBERSの5人の笑顔を形にしたようなこの楽曲と、大きく口を開けて笑う5人がそこにいるMVを見る。きっと泣きながら笑ってしまうだろう。いつもCUBERSはたくさんの笑顔でこちらの思いを塗り替えてくれる。これはもう笑顔になるしかない。

次回はCUBERSのインディーズ曲「stage」という曲について書きます。


#CUBERS
#本日晴天快晴
#つば男 #アイドル #ボーイズグループ
#TAKA
#末吉9太郎
#春斗
#綾介
#優