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初めてのCUBERSライブ

終わってしまった。今日8月11日、初めてCUBERSのライブに行った。そして帰宅して、とにかく今の気持ちを書いておこうと思いnoteを開いて、初めに出た言葉。
終わってしまった。
ライブ中はあんなに楽しかったのに。あんなに笑顔になれたのに。今は悲しくて仕方がない。「思い出」になってしまった。思い出は良いものかもしれないけど、思い出という言葉の響きが今は寂しい。ネガティブ思考はこれだから困る。


体感5分の世界

バンドのライブに行った事はあるけれど、アイドルのライブは人生で初めてなので、なんだか心もとない気持ちのまま当日を迎えた。本当に私は今からCUBERSのライブに行くのだろうか。こんなにもふわふわとした気持ちのままで大丈夫だろうか。自分が得体の知れない気持ちで覆われていた。

ライブが始まり、そして体感5分で終わった。2時間半が5分。キラキラした世界は一瞬で終わってしまった。ずっと画面の向こう側にいた5人がこんなにも近くですぐそこのステージにいる。ライブだから当たり前なのに、ただその事に驚いてしまった。
バンドのライブとCUBERSのライブは確実に違っていた。私の中でバンドのライブは、音楽を体感するものだと思っている。音の中に浸って渦に巻かれるみたいな感覚。CUBERSのライブは音楽を体感するのはもちろんだけど、更にステージの5人の力を体感した。画面では伝わらない笑顔や1つ1つの表情の力、ダンスやパフォーマンスから伝わる力。ガツンと脳が覚醒した。音楽だけではない5人からでる熱量を体感するライブだった。

ライブ中5人はずっと笑顔でずっとかっこよかった。アイドルだから当たり前だろと言われるかもしれないが、その当たり前に圧倒されてしまった。今思えばずっと頭の中で「うわ〜〜〜〜〜〜!」と叫んでいた。圧倒されて言葉にできない感情が頭の中で渦を巻いていた。
終演後、楽しい!楽しい!やばい!すごい楽しい!!と馬鹿みたいにはしゃいでいた。しかし帰りの電車の中ではすでに「楽しい!」と同じだけの「寂しい」と「悲しい」で体がいっぱいになっていた。何故、解散なんだ?何故、私はもっと早くに出会えなかったのか?何故何故…悲しい…でも本当にライブに行けて良かった!楽しかった!幸せだ!!その振り子を繰り返して感情はぐちゃぐちゃだった。しかも私は特典会に初めて参加してしまった。それにより更に感情はおかしな事になっていた。


特典会の始まり

ライブで特典会(2ショット写メ特典会)があるのはもちろん知っていた。だけど絶対に参加しない(参加できない)と思っていた。推しの隣に立って写真を撮るなんて事できる訳がない。自分が推しとの距離数センチの所に立つのを想像しただけで足がすくむしお腹がもぞもぞする。私には絶対に無理だ。恥ずかしさに近い、自分でもよく分からない感情が勝っていた。

前述、ライブ終演後に恥ずかしいくらいはしゃいだそのテンションで、吸い込まれるようにグッズ列に並んだ。特典券を購入する為グッズ列に
並んでいる最中も「本当の本当に写真を撮るのか?!」と自問自答を繰り返し、悶々としながらも特典券を手にした。更に待機列に並んでいる最中もずっと「え?!本当に??本当に私は一緒に写真を撮りたいのか?」と自問自答していた。ここにきてまでまだ何かに抗おうとしている。自分がどうしたいのか全く分からないまま、ソロショット(推しが1人で映る、ファンは隣に並ばない)という方法があることを思い出し、解決策はそれしかないと気づいた。


ただそこにいる推し

推しがいる。すぐそこにいる。ステージの上ではなく、同じ地面の地続きの先にいる。私の視線の先に、私の視界の中に推しがいる。もちろんライブを見ているから条件は同じなのにそれは全く別物だった。ただそこに立って遠くを見ている推しを、私は見ていた。見ていいのか不安になるくらいの距離でじっと見てしまった。その推しは今まで見てきたどのお写真よりもどのライブ映像よりも、何よりもかっこよかった。あまりにもかっこよくて本当に驚いた。
ライブ中は、キラキラとしたベールがかかっていてある種の加工がされていた。(もちろん私の目がそうなっているだけだが)CUBERSとしてステージに立つ推し。もちろんかっこいい。でも特典会では、ただそこにいる。ただそこにいるだけなのにかっこいい。所在なさげにふらふらしている推しが何よりもかっこいい。そんな事あるだろうか。

推しとのやりとりを忘れたくないから、あの日から何度も何度も特典会のあの瞬間を頭の中で反芻しているのだけれど、その都度自分の対応の未熟さに頭を抱えてしまう。待機列に並んでいる時、どんな風に振る舞えば良いのか他の方を見ていた。みんなキラキラの笑顔でしっかり推しと目を合わせて楽しそうにお話をしている。無理だ。何故あんなに普通に振る舞えるのだろうか。脳内で反芻する度、自分の不甲斐なさがより際立ってしまう。
だけど、本当に参加して良かった。あの推しの姿は特典会でしか見られない。あの推しのかっこよさはあの瞬間にしか見られない。恥ずかしさやお腹がもぞもぞする感覚はいまでもあるが、とにかく参加できて本当に良かった。絶対に参加しないと決めていたのに、ライブとは不思議なものだ。


非現実的な現実

ライブのキラキラとした高揚感と、特典会のふわふわとした不思議な気持ちと、この先のネガティブな気持ちを抱えて、初めてのCUBERSのライブは終わった。終わってしまった。終えてみて確信した。私はアイドルを推しているのではなく、CUBERSを推している。アイドルが好きなのではなく、CUBERSだから好きになったんだ。
残り少ない活動期間でどれだけライブに行けるか分からないけれど、ステージに立つ5人をまた体感したい。


9月16日からリリースイベントが始まります!全国各地でリリイベです。宜しければ詳細をご覧ください。


次回は、CUBERSとの出会いのあれこれと「CHOICE」という曲について書きます。


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