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CUBERSという関係性

沼の入口に立ってその沼がどんなものかを眺める。しかし入口に立っているつもりなのは自分だけで、すでにそこは沼の中である。
そして、ある時ふいに気付く。入口だと思っていたここは、もうすでに沼の中なんだな、と。沼とはそういうものだと思う。


前回の記事はこちら。CUBERSとの出会いについて。


沼に足をとられる

「CHOICE」の曲の良さに驚き、そこからCUBERSの楽曲を聴き漁っていた。とにかくどの楽曲もメロディーが良く、バックバンドの音が良い。「WOW」という曲は爽やかで明るい楽曲で、メロディーのポップさがとても耳に残る。こんなにも爽やかなのに、バックバンドのベースがとてつもなくうねるベースラインで驚く。めちゃくちゃかっこいい。アイドルらしい楽曲なのに全くアイドルらしくないCUBERSの曲を、ずっと聴き続けていた。

ある時、こんなに曲を聴いているからそろそろメンバーの事を覚えるか…と思いCUBERSのYouTubeチャンネルを開いた。
最初に見たのは#25だった。CUBERSの事を全く知らないから「質問」というワードにひっかかり見てみることにした。

仲がいいのか悪いのか、話が噛み合っているのかいないのか…よく分からないけどでもこの3人の中で流れる空気が私は好きだな、と思った。嫌な感じがしない。無理してテンションをあげたりする訳でもなく、「3人の空気」がそこにはある。なんだか分からないけどおもしろい人達だな、なんとなくそう思った。

その後CUBERSYouTube#26を見たり、#33#33の食べ歩き企画を見たりしていて気づいた。これはもう1から全部見なくてはいけない。5人揃った空気とはどんなものなのか、もっとCUBERSを見たい。そう思い、#1から見始めた。
今思えば、この時点で私は沼の中にいた。


CUBERSの空気

CUBERSYouTubeを見ていて、やはり私はこのCUBERSの中に流れる空気が好きだなと思った。無理して笑ったり無理してボケたり無理して盛り上げたり。そういった演者側が当たり前にする「無理」を感じなかった。もちろん多少なり魅せる為の演出や誇張はあると思う。でも「5人の中にある空気」には無理がないように感じた。私はそれがとても好きだなと思った。

組織に属していると「自分はこの役割を全うしなければ」という強制的な使命感を植え付けられる事がある。だけどCUBERSにはそれがない。誰かが何かをしなくてはいけない、という空気がない。誰がボケる訳でもなく誰がまとめる訳でもない瞬間があったり、かと思えば全員でボケて全員で爆笑しているだけの瞬間もある。私はそのどうしようもない瞬間のCUBERSがとても好きだ。こんなにもキャラクターが違う5人の大人が集まっているのに無理がないというのは、割りと奇跡的な関係性なのではないかと思う。ただその瞬間を楽しんで本気で笑っている5人の笑顔が、何よりも好きだ。


その歴史から見えるもの

どのグループでもそれぞれにそれぞれの関係性や歴史がある。たまたま集まった人達なのに歴史がグループを作り、彩る。
ど新規の私が語れる事ではないけれど、ふとした瞬間に、その歴史、時間の長さをグループの空気から感じる。CUBERSはインディーズで4年。メジャーデビューして4年。キラキラしただけの活動ではなかったと思う。がむしゃらな時間があったからこその関係性が見えてくる。ただの仲がいいグループ、という訳ではない。CUBERSがその空気を作り、その空気がCUBERSらしさを作り上げている。
メンバーチェンジも脱退もなく5人でCUBERSを続けてきた。だからこその歴史がある。だからこそCUBERSの中でしか見られない表情がある。それが嬉しい。その顔が見られる事も、その顔を見せあえるその関係性も、その歴史も、ファンにとってはかけがえのないものとしてずっと残る。



次回は「本日晴天快晴」という曲について書きます。


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