見出し画像

BB小説家コミュニティ11期感想文

お久しぶりです、伊藤あまねです。
今期もBB小説家コミュニティに参加したので、その感想を書きたいと思います。
コミュについての詳細はこちら (6・29現在募集はかかっていませんが、その内12期の参加者募集が出ると思います)
あと、私事ですが、最後にご報告があります。

今期の目標

今期は諸事情によりいつものコミュ期間とは違った執筆環境になりました。
そのため、いつもより緩めの目標設定。

・毎日できるだけ書く(全く書かない状態にしない)
・月イチで新作を書き上げる
・何らかの公募に出す
・感想枠を使い切る

以上の4つを自分に課し、コミュに参加。
まず、目標を達成できたかの話をします。

・毎日できるだけ書く

執筆は筋トレと同じ、とよく言われます。
”とにかく数文字でもいいから毎日書くこと”を、前回コミュの壁打ちでアドバイスされたこともあって、これだけはできる限り守るようにしていました。
結果として、ほぼ毎日1000文字~3000文字は書いていたようで、目標は達成できました!
継続できたのは、コミュのディスコード内に”進捗報告”の部屋があり、そこに毎日何をやったかを報告することを日課としていたことが大きいかと。
あと、それに対してリアクション(スタンプ)して頂けるのも嬉しかったです。

・月イチで新作を書き上げる

上記目標に重なるところはあるのですが、毎日1000文字~3000文字書いていたおかげで、今期は4作新作を書き上げることができました。
ちなみに1作あたり50000文字前後。長いもので80000文字くらいでした。
いつものコミュ期間に比べると格段に少ないのですが、執筆を毎日続けることができるか、という状況だったので、(甘めではありますが)目標を達成できたので良しとします!

・何らかの公募に出す

これは、今期に描いた作品外で達成したのですが、少なくとも2つのコンテストに応募することができました。
コミュに入ってから、「毎期何らかの公募に出そう」とは心掛けているので、これも達成できたということにします。(甘いかな?)

・感想枠を使い切る

これはコミュで感想枠を使い切る絶対条件ではない、ということを先にお断りしておきますが、一つの指針にはなりますし、モチベにもなります。
上記目標達成と相まって、今期も無事感想枠を使い切ることができました!

※ちなみに、どのようなフィードバックを戴けるか。

今期フィードバック頂いた作品はほぼ次に公募に出す予定なのですが、1作だけ落選作にフィードバック頂いたのでそちらを一部お見せします。
(注意!当方はBL書きです)
(冒頭10000文字を、間奏テイストの”激渋(上から2番目に厳しいテイスト)”で見て頂きました)

今回はテイストが激渋で公募で一次落ちした原因を探りたいとのこと。
本当の理由は分かりませんが、もし私がレーベルの編集者だったら……という目線で気になった点をお伝えいたしますね
(中略)
吸血鬼を題材にするなら舞台を社会全体に拡げ、現代日本に巣くう闇の住人達を描くとか、吸血鬼が存在する現代日本ベースのオリジナルの世界観を作らないと、出版社が考える読者ニーズからは離れてしまいそう。
「ファンタジーは世界観ありき」ということを今後のために覚えておくと良いです。逆に主人公が吸血鬼で児童福祉施設にいるという点に私は興味を覚えました
人間の血を吸わないために自傷して自分の血で昂ぶりを抑えようとすると、傍目に見ると親から離れて暮らす子どもが心を病んでリストカットしているように見えます。
吸血鬼+児童福祉施設というのは一見ミスマッチに見えて、確かにこれならありかもなと思えるものがありました
ですから公募のことを考えず作品を単独で見ると、児童福祉施設を舞台にすること自体には問題ありません。
吸血鬼である少年の葛藤もネタとして美味しいと思います。
もしキャラ文庫小説大賞に出すなら内容的にはセンシティブ部門の方が近かったのではないでしょうか。
但しセンシティブ部門は「奇抜な設定は必要ありません」という一文がありますので、吸血鬼を押し出しすぎるとアウトとなりそうで、最終的にこのコンテストにこの作品は合わなかったんだろうなという印象。
また恋愛以上に主人公の零の葛藤や成長を押し出したいのならライト文芸や一般文芸の方が作品にマッチするかもしれません。

吸血鬼出せばファンタジーでは?と言うのはちょっと安直と言うか、浅かった模様。
加えて物語の内容的にセンシティブに近かったと思うので、どっちつかずな感じだったのでダメだったのかもな、と改めて思いました。
それでも、キャラの設定をお褒め頂けたのは嬉しかったです!

2・冒頭の構成
この作品の冒頭にはプロローグが置かれ、零のモノローグで吸血鬼であることや千弥への想いが述べられています。
そして続く一章で千弥が血を流すのを見て吸いたくなるのを堪えてベッドに逃げ込んで堪えるシーンが描かれていました。
プロローグの内容はベッドの中に逃げ込んでから実は吸血鬼だと説明することが可能であり、むしろ流れとしては自然な説明なので、あまりブロローグを書いた効果が見えません。
冒頭の構成を変えるなら、
①印象的な場面をプロローグに持ってくる
最初に美味しい場面をチラ見せして読者の期待を煽っておく方法。
例:例えば千弥の血を吸ってしまった、吸血鬼とバレた瞬間など。
②過去の回想をプロローグに持ってくる
過去回想シーンを先に見せることで状況を分かりやすくする方法。
例:千弥と出会ったときのこと、小さい頃親から諭されたことなど。

上記のような方法もあります。
個人的には二人のLOVEを読者に強力に印象付けたいなら①の印象的な場面を先に見せる方法がおすすめ

ただ「ここがダメ!」と指摘するだけでなく、具体的にどう改善したらよりよくなるか、を提示して頂けるのはとても有り難いこと。
アドバイスを読み、BLにおける「LOVE」要素が足りなかったのか、と痛感。

一部抜粋ですが以上です。
冒頭のみでの感想フィードバックですが、冒頭で物語の印象が決まってしまうとも言うので、大事なシーンに変わりはありません。
頂いたアドバイスを参考に、改稿を進めていこうと思います!

その他コミュの個人的振り返り(と、ご報告)

今期は初めからとてもディスコードの動きが活発でした(今期も、かな?)
加えて、何となくいつも以上に参加者間での交流が活発で、
音声スピーカーに上がってお喋りする人が多かった気がします(私もその一人)

そしてここで私事ですが、ご報告を。
このたび、ジーンpixivで行われた『ゆるキュンBLマンガ原作コンテスト3』におきまして、有難いことに、拙作が大賞を受賞することができました!詳細はこちら
コンテストでの受賞ということ自体初めての体験で、その上コミカライズもして頂けると言う……!
初めて尽くしで、現在あわあわしておりますが、水面下で色々と準備が進んでおります。
その内皆様にお知らせできることがあるかと思いますので、気にかけて頂けていたら嬉しいです。

受賞を機に、原作者として商業作家デビューすることになるのですが、それに際しての心構えだとか色々がわからない私……
ここで頼りになるのがコミュに参加されている商業経験者の皆さん!
受賞してからしておくと良いことや、心構えなど、クローズドな場であるからこそ聞ける話がたくさんあり、とても有り難かったです。
改めまして、コミュメンの皆様、本当にありがとうございました!

コミュを振り返ってみて

11期BB小説家コミュニティに参加してみて思ったこと。
それは今期はかなりコミュを友好的に活用できたんじゃないか、ということですね。
感想フィードバックの他、壁打ちや個別編集も利用させて頂き、編集さんからも商業作家をやっていく上での心構えなども聴けたのも有り難かったです。
本当にBB小説家コミュニティはあたたかい場所で、たくさんのお祝いの言葉を戴けたのがとても嬉しかったです!

1つ残念と言いますか、心残りなのは、諸事情でリアタイできなかった編集相談会やイベントがあったことかな。
チェットのログを追ったりもできますが、やはりリアタイで参加してみたいもの。
来期はなるべく参加出来たらなと思っています。

本当に楽しい11期で、お休み機関が寂しい予感しかしないのですが(笑)、この一ヶ月にまた感想フィードバックに提出する作品を準備しなくてはな、と主思っているので、引き続き頑張りたいと思います!

ここまで読んで頂きありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?