見出し画像

『桜の頃を過ぎても』あとがき

テキストでのnote投稿はご無沙汰してます、やすたにありさです。普段はツイッター廃人やってます。

さて今回は『桜の頃を過ぎても』のあとがきをば。
このマンガはもともと『死んだサカナの目をした彼女は』から派生したもので、高校5年生の田部みうが主人公のストーリーです。

『死んだ〜』がプロットなしで作った物語だったので、次の物語を創作するときには辻褄合わせが難しかったです……。( o̴̶̷᷄ ̫ o̴̶̷̥᷅ )

今までの田部パイセンの行動パターンを点と点で結んでいった結果、あのストーリーにたどり着きました。あれ以外思いつかなかった。

能面みたいな張り付いた笑顔、何か裏がある感じ、成績優秀で2留、金稼ぎをする…このあたりの点を結びつけて行きました。
昼食にうどんを食べるとかその辺は後付けです。

『死んだ〜』の「青春しようぜ!」(みんなでダンス)の回でまいかの同級生がダンスの様子を盗撮してパイセンがキレるシーンがあります。『桜〜』の作中には描きませんでしたが、画像が流出し、高校で5年も待っていることを母親に知られたくなかったという設定にしています。(実名での画像流出を恐れたため)

パイセンママの罪名を殺人にするか未遂で終わらせるか悩みましたが、殺人だとあまりに救いがなくなってしまう(きっとパイセンは自分を責める)だろうと思い、未遂としました。

また、マンガは基本モノクロかカラーどちらかで統一するものですが、「血痕」と最後の「桜」だけカラーにしました。絶望と絶頂の対比の為です。

マンガは小説と異なりキャラクターの表情から心情を読者に伝える必要があります。
喜怒哀楽を超えた表情を描けるようになりたいです。
今までパイセンは作り笑いのような顔が多く、今回は不安げな顔、泣き出しそうな顔、驚いた顔とだんだんと表情が幼い子どもに戻っていくように描きました。(描いたつもりです)

クリオのクラッキングのシーン、プロットを書き終えた後、描ける気がしない…とぼやきました。
直接的な動きがなく、画面を見てキーボードを叩くだけで緊迫感を出すのって難しいな、と。
無論『サマーウォーズ』の画も参考にさせていただきました。よろしくおねがいしまあああすっ!
緊迫感を出す為、マンガの効果を勉強する必要があると感じました。シリアスマンガなら特に!

改めて『桜の頃を過ぎても』を最後までお読み頂きありがとうございました。拙いながらも今の私が出せる最大限の力で描いたマンガでした。

次回からは白波クリオが主人公となります。
クリオのおねーちゃんも登場予定です。
ギャグベース、ちょこっと真面目なので絵のタッチもゆるゆる〜に戻ります。

描けたらちょこちょこ上げていきますのでよかったらまた遊びにいらしてください( ⚯̫ )🪆

いつまでもきみのともだち
やすたにありさでした。



頂いたサポートはやすたにの血となり肉となるでしょう🍖( ‘༥’ )ŧ‹”ŧ‹”