世界のいちばん端っこ

あなたの世界を知ったとき、わたしはわたしを知って、その瞬間わたしは溶けて消えてしまった。
本当はやりたいことなんて何も無かった。
本当は行きたい場所なんて無かった。
ただあなたの近くで暮らして、その世界の中で生きたかった。
わたしがしたかったのは、ただそれだけの日常だった。
やりたいことなんて何もなかった。
見つけた小さな世界で、誰にも気付かれずに幸せになって、そして死ねたらいいな。

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