声ル

声ル
視線を固定すれば純粋音質(紙、詩、死、のオト)は聴き分けられる タレニ(茂 モ)シラレ図/わたし(渡=詩)のなかのバタイユが(我)ロートレアモンが(我)月の匂いを孕みながら/敵(適)地へ赴こうとするアイヨクの連鎖に言葉は制御不能だ/差別するみずが(みずから)差別される閾(息)へと滲み出て(生)きタガルのだ/侵犯という裏切りを唆(そそのか)され鳥になり樹になり読ミ知ガ得ル/笑みを並べながらも分断を阻止しようとして(切レイ?)って訊枯(キカ)レ 涯(ハテ)/ぼうりょく的な眸を湿らせては(面(モ)の語(カタ)りの) くるぶしの ほとり(陰裏)の 蕾の/みずから(=ミズガタリナイ)を畏れおずおずと指でなぞれば柵は崩れる 詠い添えるか/骨壷を叩く音に似て機織(ハタオ)離(Ri)のくらがりに羽化ブ「あうらくらうあ」/アウラクラウア

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