始動

偽りーと、言えるのかどうかーの繰り返しの外見、いつもひと<離>、をさびしがり、テクストを呈示スルふりをする、左側からはじめて、右側へと丁寧にたたんでは、待ち受ける床へと、間違わぬよう、新たな森を再ー呈示する、自らをひっそりと差し引くのだ、窓際の、わたしがおかれる新たな日差しー「あの」午後、男たちの賭けのなか、やわらかく狙っては、テクストに森を真似ている
この黙劇、循環するエクリチュールは邪なイデア(観念)がいそがしい、毛糸を編む針で子を刺した、欲望の成就に、この手が森を追憶する。未来形で、過去形で、偽りの外見を演ずる、鏡を破ることはない、時間と時間が合わさる場所に(合わさる代わりに)、不在だとか、不可視だとか、の読解不能なテクストを書く、それは「夜、であり毛糸と森が入れかわるー現在と半過去のねじれーを縫いつけるように通じあう

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