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自治会の課題と未来を考える

以下の文書を市に提出しました。

私は今年から自治会の副会長を務めていますが、その経験を通じて自治会活動の持続可能性に対するいくつかの課題を実感しています。

はじめに高齢化と共働き世帯の増加により、役員選出が大きな問題となっていました。役員に選ばれることを避けるために自治会を辞めるという人もいたほどです。現代の忙しい生活において、休日は家族と過ごしたいという人も多く、これが自治会の活動を難しくしています。

自治会は強制的な参加義務もないため、常に脱退の危機にさらされています。実際、東京都内の自治会数が過去6年間で144減少しているというデータもあり、今後自治会の自然消滅の危機が迫っていることがわかります。

実際に副会長としての業務をこなす中で、その仕事量の多さに驚かされます。例えば回覧物が頻繁にあります。回覧の資料が届くのも不定期で、役員同士で班長に配る作業は非常に手間がかかります。実際回覧する上でも、共働きの家庭は至急回覧を回せない問題もあります。LINEのような電子媒体を利用して情報共有を効率化する方法を検討する必要があると感じています。

さらに、自治会に参加していない人々の管理まで自治会が負うべきかという問題もあります。市から敬老会の事前確認を求められましたが、自治会に参加していない人まで調査する必要があるのか疑問に感じました。自治会費を払っていない人との不平等感も問題です。

そして自治体に属していないアパートでの孤立死も現実問題となっており、高齢化社会を迎えるにあたり、自治会に代わる新たな地域コミュニティの構築が必要かもしれません。

これからの自治会の在り方として、市との連携を強化し、負担を軽減することが非常に重要であると感じています。自治会活動の効率化と持続可能性を高めるためには、電子媒体の活用や役員の負担軽減策の導入が求められます。

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