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ドル資産の保有

アメリカの高金利と低迷する日本円が引き起こす、円のアメリカへの流出と円安化は、輸入品の高騰と連動し、日本のインフレ率の上昇に直結しています。

最近の日本のインフレ率を見ると上がってきています。

2018年 1.00%
2019年 0.50%
2020年 0%
2021年 -0.20%
2022年 2.5%
2023年 3.20%

https://data.worldbank.org/indicator/FP.CPI.TOTL.ZG?view=chart&locations=JP
より参照。

3%のインフレ率が維持されると仮定した場合、1000万円の資産は10年後には約730万円の価値しか持たなくなります。

これは、インフレによる貨幣価値の目減りを意味し、銀行預金の利息だけでは補いきれない状況です。

そこで、多くの日本人投資家はより高いリターンを求めてアメリカのドルや株に目を向けています。特に、安定した資産として注目されるインデックスファンドの一つ、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、2020年から2024年にかけて顕著な成長を遂げ、インフレ率3%を上回るリターンを実現しています。

オール・カントリーの価格
年 基準価額(円)
2020年 16,300円
2021年 18,200円 12%上昇
2022年 20,900円 15%上昇
2023年 22,940円 10%上昇
2024年 23,715円 3%上昇

以下Yahoo!ファイナンスを参照しました。
https://finance.yahoo.co.jp/quote/0331418A

このように、円安とインフレが進む中で、自国通貨のみに依存するリスクを避け、海外資産を含む資産分散によって資産保全及び増加を図ることが推奨されます。これは単に経済的な安全を確保するだけでなく、将来的な不確実性に備えるための戦略的な選択と言えるでしょう。

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