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お墓の作成の流れ

お墓を作る際には、まず基本的な形を決めることから始めます。石碑の形状は、背丈のある和型にするか、低い洋型にするかを選びます。また、石碑を2段にするか、3段にするか、外柵をどうするかも検討が必要です。他にも墓誌を作成するのか、石碑の裏に名前を刻むのか。塔婆立を石で作るかステンレスで作るかなど、細かな部分も決めていきます。また、お線香を立てる香炉は宗派によって必要かどうかも決まります。周囲に砂利を敷くか、石を敷くかも選択肢の一つです。

次に、墓石の色を決定します。ここまでの情報が揃えば、CGで完成イメージを作成できます。好みが決まれば見積もりができます。

一般的に墓石の調達、彫刻作業は中国で行われます。そこで角にRをつけたり溝を掘ったりします。表に名前を刻む場合は日本で行うので別に費用がかかります。

お墓の基礎工事では、鉄筋入りのセメントを使用し、砂利の下にもセメントを敷きます。その場合水抜き穴を設けたりします。墓石に異なる色の石を接着する場合、接着部分が劣化しやすいことに注意が必要です。

古い墓の整理も必要に応じて行います。遠方にある古い墓については、管理者や檀家と相談します。33回忌を過ぎたお墓は土に還す場合もあります。骨を移動するには改葬許可証が必要ですが、古いお墓から骨壺が想定より多く出てきても問題ありません。どうするかは気持ちの問題です。

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