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登校直前に突然発症する学校行きたくない病について

今朝も「学校に行く直前」になって「行きたくない」と言いだしたカイ。
実は何か月も前から登校班での登校は自主的に辞めて、毎朝夫が送っている。
学校はベランダから見える距離にあるが、「暑かったり寒かったりする日に歩いて行くのはバカバカしいし、疲れる」というのが理由だ。
まぁ、ごもっともな理由だ。私も雨や台風の日は出社したくない。
送っていけば学校に行くなら、それはそれで良しとして受け入れた。

夫が送れない日は私が自転車で連れて行くが、登校班の長蛇の列を見て、「こんな寒い日に歩いて行くなんて、皆偉いね~、ご苦労さんだね~」とご発言なさる(笑)。

今朝は出発のアラームが鳴り、上着を着せようとしたとたん、行きたくない!が始まった。
ああ、またかと思った。何とかカイがご機嫌で行けるような工夫をしてみたが、難しかった。
そこへ春休み中の大学生、長男が起きてきて、寝ぐせのついた寝ぼけ顔で「行ってらっしゃい、頑張ってね」と言った事がカイのイラつきスイッチを押してしまったようだ。
私は「ヤバイ!」と直感し、すかさず「今日はサッカーの日だからエネルギーを取っておくために学校では頑張らなくていいんだよ、行くだけでいいんだよ」となだめたが時すでに遅し。

荷物を持ち、カイを立たせ玄関まで連れていったが、靴を履かずに玄関から飛び出してしまった。
割と落ち着いていた私は階下の廊下を歩いているカイを見つけ、そのまま階段で降り、カイに靴を履かせ自転車に乗せることができた。

学校についてもカイは、自転車から降りようとしない。
友達が来れば自然に降りるかなと思い、友達を待っていたが来ないため強制的に自転車から降ろす。

私は荷物を持って昇降口までずんずん歩くが、カイは途中で道草をくっていてなかなか来ない。カイから見えないように校舎に隠れて様子を見ていると、同じ支援級の6年生が登校してきた。カイに話しかけ、教室に行くように促してくれているようだ。彼は正義感がとても強そうだ。そのまま彼に手伝ってもらい2人でカイを脇から抱え、昇降口まで連れて行ったがカイはそのまま昇降口の床に突っ伏してしまった。

この悲惨な状況をどうにかしなければ、と思ったが先生が「お母さん、あとは大丈夫、帰っていいよ」と言ってくれたので帰ってきた。

帰宅後、ここまでして行かせる必要はあったのか???と自問自答した。
私も調子が良くなかったようだ。寝不足さえなければ、一旦落ち着かせてから中休みに登校しようと提案できていたはず。
それなのに寝不足と朝の夫の態度にイラつき寛容さに欠けてしまった。視野狭窄に陥っていた。親も人間だ、毎日寛容ではいられない。

ふて寝しながら今後、どう対応しようかなと考える。
9月から年末までは、ご褒美制度を作ったのでほぼ毎日登校できていた。
しかし、ご褒美も安くない。またご褒美制度を再開してもよいが、有給制度を作ってみようかな。1か月あたり、0.5日×4日=2日位でどうだろうか。

朝、突然行きたくないと言われるから腹も立つし、焦る。
会議の時間に色々面倒な事を要求されるとイラっとくる。
正直、カイの昼食を用意することさえ面倒だ。
在宅勤務は家事をこなしながら仕事をしているのだ。
毎日かなりのマルチタスクをこなしているのだ!

事前に「明日は有給を使います」と言ってくれたらこちらも色々と準備ができるし、心の余裕も生まれる。

よし、この制度をカイに提案してみよう。
受け入れてくれたら、早速実践だ!

自分の失敗に落ち込んではいられない、どんどん新しいシステムを導入するのだ。スモールステップの連続だ、トライアンドエラーだ。
頑張れ、私!

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