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可愛さ余って〜を地で征く者のYOASOBIドームツアーレポ(大阪1日目)

何だかんだでドームツアーのチケットのリセールを応募してしまった…
(SS席問題などで手放した人が多そうだから)

この記事でくそみそ言っておりますが、曲は良いので聞いております。
だからこそ、コアなファンに対する扱いがぞんざいなのが勿体無い…

FCの支払い方法で貰える特典が変わる(事前予告なし)運営とか聞いたことないぞ?!

転売のために一旦加入してる輩なんかより、1年以上入り続けてくれる人の方がよっぽど大事に決まってるので、12ヶ月払いのメリットを改めてちゃんと告知した方がいいと思いました。

そんでもって、今まで別の支払い方法で長年加入してた人たちが支払い方法を変えたことによってまた一からにならないか不安視してる声が多いので、そこもホームページで分かりやすく説明して頂きたい所ですね。


あとフリフラ。これを
みんなご存知あのフリフラ!(ソニーが作ったシステムの固有名詞)
みたいに書いたらややこしなる。

↑フリフラ(正式名称FreFlowの公式説明)


開始前から相変わらずツッコミ所満載ですが、1番大好きな曲、あの夢をなぞってをまだ生で聞いたことないので聴けたらいいなあと思い検討してみました。
この楽曲、日本ではあまりにも暖めすぎなので流石にそろそろ聴きたい。

リセールでアリーナが当たったぞ!!

運営さん、一部の人(期間内に東海道新幹線に乗る人限定)しか喜べないサプライズ(?)を当日前日に言ってはる…
FC会員の支払い方法に応じたプレゼントも直近に言うあたり、このズレた感じは3年前から変わってない模様。

こんな風に言いつつ、何だかんだで当日を楽しみにしております。
(前日物販は見送り&知らなかった)


当日

新大阪駅改札外のポスター

現地参戦はこの日のみとし、そして1日目に一緒に同行することとなった方とともに今回は開始します。

普段はアリーナ以下の規模の方ばかり音楽ライブは見てこなかったので、ドーム規模で観るのはこれが初めてです。

駅前から既にYOASOBIムード炸裂の大正駅前
野球観戦によりおよそ数ヶ月ぶりのこの場所

グッズ販売が朝10時からだったので、10時頃に現地到着。
その時点でざっと150人以上は並んでおりましたが、回転率が速かったおかげでグッズ購入もスムーズに行え、結果的に15分くらいで終わりました。(本当は1時間とか覚悟していた)

戦利品。
カレーはピリリ一弾が辛すぎたのでマロロのみで

VINIL(中央)は割とお値段高い上に結構重たいので、事後物販で検討するのを推奨いたします。

その後は同行者さんの会場限定ガチャを見守ったり、第二弾YOASOBIカレーを食べたり。

価格はえらい高かったが、優しいお味でほんのり酸味の効いた美味しいカレーでした。

レトルトを先に購入したもの、ドーム内のお店でも食べてみました。
丁度会場の横なので、リハーサルのドラムやギターがよく聞こえてくる…


さて、グッズも無事買えたし、カレーも食べたし、今13時ごろ…開場は15時半で開演は18時…


ドーム前で暇潰すにはあまりにも長過ぎるなあ…


本来は難波にでも行って暇を潰そうかと考えていたもの、物販の写真集の本が思いの外重くて、一旦家に帰って出直すことに。

界隈の人々と交流するにはあまりにも人が多すぎた&物々交換をしていたらちょっとキリが無かった。

開演15分前という丁度いい時間帯に突入
何か意味深に置いてある自販機
これがフリフラ

先に言いますと、今回は
ヘタなアリーナ席より、スタンド席
をいつも以上に痛感した構成でございました。
しかしまあ、直近でなんとなくリセールで取った席であるのでそれを受け入れ、鑑賞。


本編(ネタバレ注意)


ちょくちょく英語でアナウンスをしてくれる謎のバケモノ(正式名称不明)
デカいバケモノの手に呑まれるバケモノ


今回のドームツアー、5周年記念ということもあり、文字通りこれまでのYOASOBIらしさの集大成、とはいえ今までになかったビックリポイントも多く、
YOASOBIのライブはもういいだろうと思う人でも満足できるであろうライブでした。

何度か現地参戦した上でYOASOBIのライブはもういいだろうと思っていた人が言う、
離れてた人が観にきても大満足な内容だった…


YOASOBIらしさポイント

急にYOASOBIらしさとはとピンとこないと思うので、個人的ならしさポイントを挙げてまいります。

その1:メンバーたちのファミリー感が強い

今回は、いつものバンドメンバー陣。
バンドメンバーの方々の大半はAyase氏が山口でバンドを組んでた時代に横つながりで知り合った人たちが占めており、主要メンバーの2人とも交流が深い為、実質的に主要メンバーの一員であり、それぞれ個人での活動も行なっているのでバンドメンバー推しの人も居るくらい。


そんなバンドメンバー推しにとって素晴らしいパートが今回はあったぞ!!!


ここが先述のビックリポイントのひとつ。
バンドセッションはライブならではと思うので、個人的には凄くアツかった。

仄雲さん(Dr)とやまもとひかるさん(Ba)
右にはそれぞれのメンバーの自己紹介が流れていた。

YOASOBIのライブは基本的に撮影OK(録画はNG)です。

尚、堂々と録画撮影していた人が居た模様。
TLではこれに憤慨する声もありましたが、海外のライブでは録画OKなパターンが多いのでその感覚でやってしまった可能性高いですね。

それはそれとして、ちゃんと録画NGとは明言されてたので、良くないですね。

もっと極論言えば、せっかくのライブで肉眼で演出を楽しむことより撮影に必死になると楽しむことが疎かになりかねないので、後半は撮影控えめでした。


その2:ファン含めて、ファミリー感をアピールしようとしている

今回のライブでは三回くらい衣装替えするシーンがあった為、その間にミニコーナーをするというパターンがありました。(前述のセッションもそのひとつ)

意味深そうだった自販機の辺りで、たぶん海のまにまにを歌いあげて、そこから花道に向かっていくと…

自販機の上で歌ったり真横でキーボード弾いてるあまりにもシュールな図
目の前のデスノート主要人物を足して2で割ったような様変わりし過ぎたAyase氏を受け入れようとしてたのに過去の振り返りムービーで突然出てくる襟足センター分けのAyase氏(襟足センター分けマニア)
夜に駆ける制作当時のAyase氏の部屋を再現したコーナー。

Ayaseさん「これが、当時僕の住んでた部屋を再現した場所です。妹の家の一部を間借りしてたので、実際はもっと狭かった。」

ikuraちゃん「せっかくなので今まで私たちのことよく知らなかったよ〜という人達のためにこれからファンクラブで募集した質問に3つだけ、答えていきます♪」

カンナヅキ「あっこれ、あのFC限定トークショーした時のノリだ…

※2022年にZeppで行われたFC会員限定のトークショー。(筆者も行った)
約2時間で何故か質問を募集したのに数人にしか答えなかったり、同じ人が同イベントで連続で指名されたりと、この時点でこの界隈の異常な狭さを確信した瞬間であった。
実際オタサーの姫みたいなのが蔓延り始めてその人に兄ちゃんや八方美人が群がり、居心地が悪くなり始めてた頃だった


YOASOBI、朗らかな雰囲気なのは確かですが、「バブみ感じちゃってる😏」や「Ayaseさん!最近やっとお野菜が食べられるようになりましたぁ〜!!」など、良くも悪くも大学生の内輪ノリの雰囲気を面白いと思ってやっているため、ここを受け入れられるかどうかで正直好みがはっきりと分かれるシーンでございます。

テレビなどのメディアでのお二人しか知らなかった人にとっては結構なギャップだと思います。
ここも含めて、このライブは今までのYOASOBIの集大成にふさわしい。

質疑応答する人も3人となんとも言えぬ人数で、これをせっかくドームという場で長尺なのに消費してよかったのか…?と個人的には賛否両論シーン。

その後に先ほどのバンドセッションが来たので自分は濃密な音楽ライブを求めてたことに気付いた瞬間であった。

よくサジェストでYOASOBIのライブを実際に行ったかどうかも分からん野次馬の方々に歌がヘタとはよく言われてるが、歌は元からだんだん上手くなっており、どちらかというとMCの完成度の方が…

(まだご5ちゃいだから)いいのいいの


その3:圧倒的演出

YOASOBIは最初の有観客ライブの頃から一貫して
斬新な演出を投入して観客を驚かせよう!
というマインドがあり、例えば

武道館→アリーナ席がコロナ禍の影響で設けられなかったため、その枠は全面LEDパネルで、歌が披露される度にその曲に応じた演出が流れる

フェス→最初から長い枠で参戦した故に、ステージ下部やバックに演出が大きく演出され、周りの目を惹くような空間と化した。

アリーナツアー→コール解禁、レーザー演出が初めて投入されたり、アンコールのアイドルで着用していた衣装が暗闇で七色に光る素材で作られていた。

Zeppツアー→観客に専用グラスが配られ、BiriBiri勇者ではそれを用いて3Dの演出が行われた。


…と先ほどの野次馬勢に「結局超演出頼みじゃないか!!」と言われそうなのは一理はあるもの、日本のライブの様式の一つとしてそういうエンタメ性があるのも醍醐味だと思うのでそこは反対派ではないですね。

デカい手と共に現れた、先ほどのちっこいバケモノを攫ってたバケモノが本格登場。
(こちらを覗き込んでる…)
勇者で白いロングカーテンの傘を被り、正しく西洋の葬式のような雰囲気と化した。
最大のスタンド席有利シーン、風船と共に登場するお二人。
(Ayase氏は怖かったのかこちらまで来なかった…)

今回はドーム公演なので、演出も大豪華。
今までのように映像で魅せるだけでなく、物理的に派手なシーンマシマシでお送りしておりました。

たぶんではなんだかシュールだった自販機も、海のまにまにでは切ない雰囲気をもたらすアクセントに。
群青で放たれた、大量の青い紙吹雪

YOASOBIのライブの美術担当の方は毎度同じ方々が行ってるとの声を聞いたことがあります。

毎度凝っているので、そういうライブの演出、美術演出担当の方々にスポットライトを充てた特集をいつか行って欲しい。
(プロフェッショナル 仕事の流儀などで)

そういう舞台演出家を志している人は沢山居るので、割と需要あると思います

ライブ後の群青紙吹雪の溜まり場(誰やポカリ捨てたんは)
これ翌日までに掃除しないといけないから相当現場は大変だろうなあ…


今までYOASOBIらしさを挙げてきましたが、かと言ってありきたりというわけでもなく、嬉しいサプライズもございました。


アンコール一曲目「舞台に立って

!?

これは"幾田りら"の方じゃないか!!!

ぷらそにか時代をご存知の方は、ギターも弾けることを知ってる方多いと思いますが
(元々駅前とかで弾き語りして下積み時代を積んでいた)、
YOASOBIではikuraとしてボーカルに勤しんでたので、この姿を見られたのは純粋に感動しました。

写真は撮れなかったもの、ギター担当のAssHさんとのダブルセッションも熱かった…
素晴らしい締めくくりでした。

ライブ終了後に貰えたハーゲンダッツ

味はあのハーゲンダッツなのでめっちゃ美味しかった。
けども、規制退場だった上にドライアイスでキンキンには冷やしてなかったので、貰った瞬間即食べないといけないくらいに溶けかかってた…

お土産がいつでも食べれるものでなく即食べないといけないものなあたりも
ある意味YOASOBIらしい。

超現実とは何だったのか

今までのYOASOBIライブには考察要素は全然無かったようなもんでしたが、今回に関してはちょっとだけそういうものが含まれておりました。

今回のライブのパンフレットを読んでみると要するに、

YOASOBIは結成直後にすぐコロナ禍にぶつかり、結成したての頃はメンバー同士の交流もままならず、大規模なライブを開催したとしても自分たちが大きな舞台に現場慣れしてなかったり、お客さんを呼べなかったりと非現実が続いていたが、
コロナ禍が落ち着いて声出しが解禁したり、メンバー同士の交流も深くなってゆき、フェスや海外公演などを通じて自分たちのライブを生で見てもらえる機会が増え始めてようやく普通が戻り始めてきた。

つまり、この今までの活動の5年間の集大成を踏まえたうえで、初期の非日常から反転して名前を超現実と名付けた。



個人的な解釈も混じっておりますが、確かにお二人にとっては最初の2年間くらいはコロナ禍のせいで思い通りにいかないことが多々ありました。(日本の大型フェスに参加していた2022年頃も、どちらかがコロナにかかってしまったので出れずじまいに終わった公演もあった)

メンバー達のことを思うと、そして折角待ちに待った公演が見れるはずが突然中止になってしまった当時のことを考えると、こうしてライブが無事開催されて、そして無事に終えられたことは今となっては本当にかけがえのないことなんだなあと改めて気付かされました。

そして、YOASOBIとしてはいきなり武道館という大きなキャパから活動して、ここまでコーチェラ、そしてドームと偉業を成し遂げたのでまさか本人達も5年後どころか数年後にはこんな現実が待ってるとは思わなかったという意味での超現実でもありますね。


ライブのある場面でAyase氏は語り始めました。

これからも、俺たちが想像もしない何かが起きるかもしれない。だからこそ、今のこの時間を、この現実を楽しんでゆきたい!(超要約)

自然災害などどうあがいても抗えないものは沢山ありますが、雨の予報も吹き飛ばして、こうして無事にこの回の公演を締めくくれたのは良かったと思っております。


また(来年の交流戦試合やオールスターゲームで)くるね〜

2日目は流石に行きませんでした。(1日目で疲労がドッと出た)
そして1日目の帰りの大阪環状線で命の危機を感じた

他のコンテンツに優先度が上がり、そもそもがちょっと見に行ってみるかあという感覚だったのでこれで良かったと思っています。


東京ドーム公演は一般が既に完売しておりますが、リセールで割と不成立が出ていたのでワンチャンあります。

(この記事でネタバラシしまくってしまったけども)
YOASOBIに対する興味関心が薄れてしまった人たちも行ってみる価値ありです!

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