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好きなものを見に、会いに、大阪港・咲洲に訪れた。

私は海が好きだ。

大阪は言わずもがな海あり県(府)だが、私は大阪北部(大阪市よりも上の地域)に住んでおり、海面に面して無い、どちらかといえば山寄りの場所出身なので海に対する憧れがあるのだ。
(アイコンが海(これは大阪港)なのも、海が好きであるからというところから来た)

大阪港、神戸港といったいかにもな港町も好きだが、数ヶ月前、神戸・須磨海岸に気晴らしに一度訪れた際、砂浜、貝殻、歩けばすぐそばにある浅瀬といった光景に、心が躍った。
須磨に訪れたのは、意外にも小学校低学年の頃の遠足で行った須磨水族館以来である。

本来はお盆休みに同じく関西に住んでいる親戚と母側の祖母(北陸出身)と北陸に行き、美しい海を堪能する予定だったが、生憎の台風。
行きは良くても帰りが関西直撃ルートだったので帰れないというリスクがあり、悔しながらもキャンセルせざるを得なかったのだ…
次はいつになるかわからないが次こそは、北陸の綺麗な日本海を堪能したい。

須磨海岸。沖縄の海と比べれば水の綺麗さは劣るもの、春の快晴な時期で丁度良い気候と潮の香りだった。
数週間前の関東遠征で訪れた横浜港。
神戸の規模を想像してしまっていたが、全然違う。いつか記事にする予定だが、全体的にとても広い。


8月11日、ある用事がきっかけで大阪港の見える咲洲(コスモスクエア)に訪れることとなった。

数ヶ月前、1時間粘っても出会えなかった大阪メトロ中央線新型車両に一発で出会えた。
本数が増えたのかもしれないが、幸先が良い。

コスモスクエア駅にて、偶然同じ趣味を持ったTw…Xのフォロワーさん(以下同行者さん)と遭遇した。
この人はネットリテラシーを携えた方であり、信頼をおいている人物の一人である。

向かう先はインテックス大阪。その道中にある大阪港周辺特有の派手なデザインの建物の数々に不思議そうに笑っていた。(この場合はATC大阪)
大阪出身の私ですらけったいだと思うもの、その方は関東からやってきたので一層このデザインが如何にも大阪らしくコミカルであったようだ。

幕張メッセは2回も行ったことあるのにインテック大阪は初めて訪れた私。何とか迷わず到着し、開場が11時なのにもかかわらず到着した9時ごろ時点で人が待機列に沢山ごった返していた。

※この辺りまで読むとお察しだと思いますが、この記事はマジカルミライOSAKA1日目企画展のレポ記事へと以後変化していきます。
(ボカロ要素は割と薄い&純粋に海が好きなのでこんな形式になりました。)

お目当ては、クリエイターズマーケットのCD購入&推し(ボカロPとしても活躍しているAyase氏)に出会うことだ。そのお目当ては同行者さんも同じで、なんとその人は4人いるメンバーの全てを網羅している。失礼ながら他御三方には少し疎かった私だったが、その方が居たおかげで誰がどの方かがすぐに分かった。
そして、この長い待機時間も退屈せずに過ごせた。

長い待機時間もあっという間に過ぎ、ようやく11時。肝心のAyase氏と同じ場所で出店するボカロP仲間のツミキさんが遅刻していると見て、開口一番に「何遅刻してるんですか〜!そんでもって貴方のような大御所がここにきてくださるだなんて!」
とでも言おうかと考えたが、1日目&開場すぐ後というだけあって長蛇の列。在庫は割と潤沢で、そんでもって回転率が早かったのもあり、CD購入から、メンバー達によるステッカー配布までがコンベアの流れ作業の如く行われ、もはやゆっくり推しを見る余裕も、話す余裕もその時はなかった。

しかしながら、私が今のAyase氏のフェスの際の髪型を真似ていたのに気が付いたのか、向こうが振り向いてこちらと目が合った。そして私咄嗟に言う。
「Ayaseさんっ!!」

その後すぐ出た感情、とても恥ずかしい。

ファンレターを各メンバーそれぞれに渡した同行者さんは、「流れ作業の様で、思いの外ゆっくり話す暇がなかった…」と言い、また列が落ち着いた際に、可能であればお話ししに行きましょう。と私が言いながら、一旦クリエイターズマーケットのある3号館を抜け、4号館のボカロメインの企画展ブースへと向かった。

本来クリエイターズマーケットは5号館で行われる予定が数日前、大阪の暑さを考慮して3号館へと変更された。
その日の大阪の気温は確か最高38℃。3号館は冷房が効いており、運営元の判断は英断だと思った。(4号館は冷房は効いてない&人の密集度が違うので、屋内とはいえ、3号館よりは蒸し暑かった。ワンフェスの幕張メッセ基準だとこんなもん)

ここまで見てると作曲家目当てか!と思われても仕方ないが、私も同行者さんもボカロを嗜んでいた時期はあった。1世代(約5.6年前)以上前だが…。
なので全くボカロについて楽しめなかったわけではなく、しかしながら現代のボカロ曲のトレンドは殆ど分からないという何とも複雑な事情でお互いこの場所に居た。
(だからこそ記事名に敢えてマジミラのことを入れなかった。)

少なくとも私の中学時代まではボカロ文化はギリギリニッチなもので、それが今ではボカロ界隈出身の大物作曲家が沢山世に出てきたおかげで、(私が会いに行った人々もその一端を担ってる一部である)割とボカロ及びボカロPに対する偏見もそこまで過激ではなくなってきている。
逆に過激なオタクが目立ち増えた反面、どの畑出身かと言う偏見が減ったのは良い傾向だと思う。

今年のメインビジュアルの初音ミクの等身大フィギュア

そんなこんなで4号館を回って13時ごろ、そろそろ列も落ち着いているのではと思い、再び3号館の方へ向かった。

実は並んでる列で咄嗟にAyase氏宛のお手紙を書いてた私。(内容はブナン&遅刻の理由がまさかの夜更かしだったので、健康を労わるメッセージ)
先程のCD購入時では凄まじい回転率により、渡すことが出来ず、空いているそのタイミングでお手紙を渡しに、そしてちゃっかりサインも貰おうかと企んだ。

結論。サインはダメだった…
ボカロに疎くとも知ってる人は知ってるであろう大御所揃いなので、これでサインOKにしたらもれなく翌日以降転売ヤーが殺到すると思うので、残念だが、当然の判断だとは思った。

その代わり、お手紙(ファンレター)はご本人に直接渡せた。
慌てて手紙を落としてしまい、Ayase氏に
「大丈夫?焦らなくて良いから、落ち着いて(汗)」と言わせる始末。
本当にうっかり落としてしまったのだが、そんなリアクションを頂けたのはある意味レア。

お互い無事に最低限の目的は達成し、施設周辺の店へお昼ご飯へと向かった。
そこでは、さっき起きた話、そして界隈の事、今後などを話し合ったりした。

今まで数メートルも離れた場所にいる推しに間近で会えて、お話もできると言うことでAyase氏目当てのYOASOBIファンも沢山訪れていた。(私もその1人だ)
そして起きる、認知マウント。
私Twitterの〇〇ですよ!と言って御本人からああ、知ってるよ。全員見ているからね。というファンサを貰えたなど、そういう光景で溢れかえっていたらしく、それを見た同行者の方は
私〇〇です!って言って、もし知らないとか言ったら失礼じゃん。みんな純粋だねぇ〜(AyaseさんでエゴサをかけたTLを見ながら)

何だかもう、インターネット人としての余裕をその人から感じた。
私の場合、手紙以外で名乗りはしなかったもの、会話など恩恵を受けた側とはいえ他人の認知アピールは基本見てて面白くないし、敢えて目を逸らすが、その人は逆に自ら深淵を覗いていくスタイル。

今回のは本当のファンサ(気遣い)だと思った。
こんな風潮を作った発端が誰かは言わないが…

その後も夕方ごろまでインテックス大阪周辺をうろつき、その辺の椅子に座り、貰う予定だったサインを書くための色紙に備忘録を書いたりと色々行った。
(同行者さんの発言の慎重さを模範とし、色々の部分は省略。既に色々遅いが。)

一つ言うならば、かつて「うっせぇわ」という社会に雑に反抗する曲で世間をざわつかせた作曲家、shudouさん(メンバーの1人)はブースに滞在する時間がメンバーの中で最も長かったりと、意外と真面目な方であった。
私の脳から一つ懸念点が消えたのは良いことだと今回思った。
今回のイベントをきっかけに、他の方々の曲もちょっとずつではあるが追っていこうと思った。その後CDのボーナストラックとして入っていたラジオが、皆さん個性的で良かったので…(これ以上推しを増やしたら金銭的に偉い目に遭うが…)

閉幕の17時前ごろ、その同行者さんは企画展をリセールで取った関係上ライブ付きの券だったらしく、その後の午後の部に参戦する為にその場に留まったが、私は企画展の券しか取ってない者なので、コスモスクエア駅の方へ向かった。
いつかそのライブの感想はDMで聞いてみたいものである。

夕方のインテックス大阪(夏なので全然明るい)

コスモスクエアと言えば、大阪港がよく見えるのを思い出したので、駅の向こうの港の方へ向かった。

画像がこんな比率になったのは、うっかり自分の指が映り込んでいたからだ。こんなところまで来ても焦ってるのか、この人は。

好きな推しを間近で見れて、好きな海も見ることが出来た。そして同行者さんのおかげで一層楽しむことが出来た。
のんびりと海を眺めながら近くの段差で黄昏れ、その後一旦梅田へ寄り、偶然行われていたメルセデスベンツコラボに飾ってあるサインを拝み(サイン貰えなかったので)、数ヶ所寄り道をして家に帰った…

メルセデスベンツコラボでの直筆サイン。

8月20日も海と、好きな人々を見る事が出来る。(今度は遠距離からだが)
今度は屋外で猛暑が懸念点ではあるもの、生で音楽を浴びるのが楽しみだ。

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