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コロナ禍に考える負けない投資戦略と投資戦術

株式投資で儲けるためには、大枠の投資戦略(Strategy)と、それぞれの局面でどう対応するかの戦術(Tactics)が必要です。

この2つが無いと、株式相場に翻弄されて気づいたら損をしているということになりかねません。

私も過去にいろいろと失敗してきました。今でもうまくいくことばかりではありません。もちろん、株式投資を始めたときはだいたい行きあたりばったりで、当たるも八卦当たらぬも八卦、といった感じでした(今でもたまにそういうこともありますが)。

これまで自分でも言語化できておらず、投資戦略・戦術もしっかりと考えたことがなかったので、ここにまとめてみたいと思います。

目標:投資の資産額を1年で2倍にする(20年の年初~12月末まで)

投資戦略

日本株のロング・ショート

日本の上場企業の株式のロング(買い)とショート(空売り)を組み合わせて収益の最大化を図ります。マーケットの上げ下げに関わらず、絶対収益を獲得することを目指します。

投資対象

買いは、主にTECH・IT関連株を対象とします。PERなどの指標で割安性で判断するというより、今後の成長可能性の判断を重視します。

空売りは、今後の時代の流れを予測して、構造不況に陥る企業の株を空売りします。

投資比率

資金をフルで投資せず、現金余力を残します。マーケット環境に応じて買い持ちと売り持ちの比率のバランスを取ります。

投資戦術

空売りを混ぜてリスクヘッジ

マーケットはどちらに動くか予測するものの、完全に予測することは不可能との立場に立ち、買い持ちの金額に応じて売り持ちの金額も調整します。どちらかに偏重しないように注意します。

よくわからないものには投資しない 

自分がビジネスモデルや収益構造が理解できるものに投資します。製造業はビジネスモデルはわかるものの、収益構造がいまいち理解できないので投資しません。大手製造業はコングロマリット過ぎて理解できないというのもあります。原油ETFも、ETF運用者が理解できないので投資しません(これは失敗から学びました)。

TECH系やIT系は、これまで関わった経験も長く、自分としても強みを発揮できる分野だと認識しているため、これらの分野に投資します。

株価が上昇しているときに買わない(ジャンピングキャッチをしない)

株価が上昇しているときは、もっと高くなって買えなくなってしまうのではないかと思い、人はその株を買いたくなるものです。すなわちジャンピングキャッチしてしまうものです。それでもちろんうまくいくケースもあるのですが、経験上そのジャンピングキャッチした株価がそのときの高値であるケースが多いです。そのため、ジャンピングキャッチはぐっと堪えます。

狼狽売りをしない

「ジャンピングキャッチしない」とは逆のケースで、人は恐怖にかられて下がっているときに売ろうとします。これを狼狽売りと言います。下がっているときは買うべきです。普段欲しかったモノがバーゲンで1割引とかで売られていたら、買うでしょう。それと同じです。

これも悲しいかな、狼狽売りをしたときが底値であるケースが多いです。

一気にポジションを取らない

今後上昇しそうな良い株を見つけて、とても自信があるときであっても、一気に買うこと(もしくは空売りすること)はしません。結果的に上昇するとしても、そのタイミングが底値であるとは限らないためです。底値を見極めるのは、相当難易度が高く、どんなプロであっても無理なので、一気にポジションを取ることはせず、地道に買い集めます。

人のオススメ銘柄は買わない。人に運用を任せない。自分を信じる

人のオススメ銘柄を無条件に買うといいことはありません。自分で頭を使って調べないため、経験値が蓄積しません。オススメ銘柄をどうしても買いたい場合は、自分で調べて納得してから買うべきです。

人に運用を任せるのも、失敗したときに人のせいにしてしまうので、よくありません。自分で銘柄を選んで損失を出したら自分が悪かったと納得できますが、他人の運用のせいで損失を被った場合、もやもやした気持ちになります。

結局は、他人からとやかく言われても自分を信じて銘柄を選んで投資すべきです。その積み重ねがノウハウや経験値になります。

決算前後での短期売買

これは、上記の戦術とは少し毛色が異なりますが、決算前後での短期売買もしていきます。決算発表の前3営業日の間に、決算発表が良さそう(悪そう)で、株価が上がりそう(下がりそう)な銘柄を買って(空売りして)、決算発表の後3営業日の間に売却(買い戻し)する短期売買です。

決算を予測するノウハウ(というか勘)、マーケット環境を予測するノウハウ(というか勘)を養うトレーニングの意味もあります。

まとめ

日本株のロング・ショートを基本の投資戦略として、TECH・IT関連株を中心に買います。実際にトレードする際には、戦術を活かしながら利益を積み重ねます。


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