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推しにかまわれた!という勘違い、わたし、夢女。

私が推しに抱いてる感情はいわゆるリアコなんだけど、夢女って字面がどうにも好きで、私のノートなんだから私の好きな表現するわね。

さて、夢女エピソードですが、と話せるほど出てこないんだな笑
なぜなら単純に推し歴が浅いから。

そもそも、私こじらせてる~!?と勘違いするには、こちらからのアクションと、相手からのリアクションの双方があり、相手からのリアクションを二重、三重に膨らましてとらえることにより特別な対応をしてもらったと思えることが、思わせられることがキモだと思う。

どんどんこじらせていっても面白いかと思うのだが、自分では面白いつもりでも蓋開けたら要注意人物なんてことになったら困るので、悪の芽は早いうちに摘むに限る。

というわけで、心に夢女ちゃんが出現した時をなるべく客観的に時系列で思い出してみる。


・とある2.5次元舞台、カーテンコールの一環で客降りがある。

【私→推し】手を振る。
【推し→私】手を振り返す。

他の役者さんもぞろぞろ歩いてくるので、イケメンに弱い私はそれぞれの人にピースやらハートやらを見せつけ、役者達は慣れたもので、すかさず同じポーズを返してくれた。

この時の夢女度は25%。
便宜上、推しと表現しているが、この時はまだ好きなキャラクターを演じている人として認識していた。

・とある舞台、終演後にちょこっとお話しできる。

【私→推し】ファンであることを伝える。名前を聞かれたので名乗る。舞台の感想を伝える。(推しの姿をまじのまじに近くで見ることが出来ているのに、緊張のあまり顔の全貌を覚えていない。)
【推し→私】ファンへの対応をする。礼儀としてファンの名前を尋ねる。その日、差し入れられたものに記入された名前であると認識。ファンの意味不明な感想にひたすら、ありがとうございますで返事をする。

この時の夢女度は85%。

うわ、実在してる!!

終演後のロビーにあらわれた推しを見て思った感想です。
この時ぐらいから、推しという位置付けにするかと思ったのかな。

・とある2.5次元舞台にかかわるイベントで、お見送りがあった。 ①

【私→推し】あるポーズ(これは継続したいため伏せる)をこころみる。
【推し→私】「おっ!」の一言を漏らす。

お見送りのスピードがまぁまぁ早く、顔をじっくり見る余裕は無かった。私のあるポーズが伝わったというような「おっ!」の一言が推しから発せられた。
その声の中身は、私への認知などではなく、流れ作業を乱されたがゆえの「おっ!」だったと思う。

この時の夢女度は45%ぐらい。
愚かにも、こちらが何かをすれば、返してもらえるのかも(キャッ)という感情が私のなかに巣食い始める。

・とある2.5次元舞台、日によってお見送りがある。

4、5人の役者さんが並んでいた。
①の時よりも、列がゆっくり進んでいるのは目視で分かった。

【私→推し】あるポーズ(以下あるポ)をこころみる。
【推し→私】あるポをされたので返す。
【推しの隣に居た方→私】私のあるポに巻き込まれたがゆえに、あるポを返す羽目に。

この時の夢女度は90%。
お見送りしてくれた役者さん達はたえず手を振りながらありがとうと声をかけてくれていた。

こちらから役者さんに話しかける、手を伸ばす、触れるのはNG行為であると事前にアナウンスがあったので、こちらから出来るアクションは何だろうかと考えたがゆえのあるポを返してくれたのだ。


このノートの目的は自分の夢女としてのヤバさを客観的に面白おかしく見つめたいという箱庭療法的なものというのが、本当にそうだなとしみじみ思う。

まず、「こちらから出来るアクションは何だろうかと考えた」がそもそも意味不明である。

①で対応してもらえた成功体験によって、こちらが何かをしなきゃ、などと迷惑千万な思いを抱えてしまった。 

・とある2.5次元舞台、日によってお見送りがある。

4、5人の役者さんが並んでいた。
上記のお見送り回の、別日の回のことである。

あるポを返されたことですっかり気をよくした私というのが前提として出来上がっている状態での、ふたたびのお見送り。

役者さん達はありがとうbotになっていた。
話しかけるなとはアナウンスがあったが、コメツキバッタのように会釈だけで通りすぎろというほどの警戒では無さそうだったので、お疲れさまです、ありがとうございました、などと言いながら列を進んだ。

【私→推し】指差しをした。
【推し→私】ありがとうございますと言い、手を振りを返す。

えっ、こないだはあるポを返してくれたのに、今日は指差しを返してくれないの?

瞬間的に夢女度が100%に達した。

同じポーズを返してもらえなかったということにショックを受けて、推しを一秒間ぐらい見つめた。
瞬時に足を進め、推しの隣に居た方のありがとう+笑顔を受けてニヤニヤしながら列を抜けた。

振り返り終了。

ひとつ前の記事で、推し歴が鬼浅いと書いたとおり、はっきりと目と目があったというエピソードは数える程度しかない。

振り返ってみて「まとも」、「痛い」のどちらかを肩書きにしなければいけないと言われたら、

私は「まとも」なファンである

と自覚している。

上記のエピソードのどれもが、やらかしてはいないのだ。あるポが返ってくると漠然と思っていたことに気づいたとき、あ~、この感情、夢女、リアコじゃ~んと自分が愛おしくなった。

お見送りと銘打っておいて、ファンがただサーっと通っていったら推しとしても苦笑いになるだろう。
あ、この人、俺のファンなんだ。って推しに思われたい一心で、あるポをし続けようと思っている。

あるポをすることは迷惑にはならないが、推しからもリアクションがあると思ってしまったということを反省していきたい。

と言いつつも、え、なんか私、干されてない?私、何かしちゃいましたか?ぴえん。な感情にもなりたいし、その感情を冷静に分析したい。

本当は単独イベントでのお見送りのことも書きたいのだが、私がうざ絡みをしたような記憶でしかない。とはいえ私にとっては推しと会話出来た幸福なひとときだったので、私のなかに閉まっておく。


次は瞬間的に涌き出た夢女感情と、いさめる理性の対峙でも書こうかな。




超余談だが、夢女度が100%に達したお見送りは、下記のような位置であった。
ステージ④③♡①
────────────
客席 出口     入口

♡の位置が推し。
入口から並んで①~④の方にステージ上からお見送りしてもらって出口に抜けていくということだ。
つまり、推しは2番目に立っていた。

【私→お見送り1人目の役者さん】ファイト!みたいなポーズをしながらお疲れ様ですと声をかける。
【お見送り1人目の役者さん→私】同じポーズを返す。

この1人目の方があまりに優しい笑顔でかつイケメンだったので、肝心の推しに指差しを返してもらえなかったことは、まぁいいか、と思っている笑