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ネガティブな選民思想

 私はムカついた。
 私の大好きなきのこ帝国。私の闇の時代を寄り添ってくれたきのこ帝国。

 なのに、なのに、「花束みたいな恋をした」という映画で「元カノ、きのこ帝国が活動休止したって知ってるかな。」なんてセリフがあった。

 うん。きのこ帝国は確かに思い出の人との恋愛がテーマの歌詞をよく書いてたね。さとちーさんが。

 でもさ、そういう曲も私は大好きだけど、だけどさ、あの青い時代というかヒリヒリした感じ、すぐ消えちゃいそうな歌詞の感じとか。それもきのこ帝国だよね。

 私の暗黒の時代の薬が、元カノとの思い出の曲?それも菅田将暉と有村架純演じるイケイケなカップル?

 うわあーと絶叫しそうだ。なんだよお前らと言いそうだ。

 そうだね、バンドや曲に対する思いは自由。それぞれ別の価値。


 こんなにモヤモヤするのは私が不幸だったことに対する選民思想。そう、私は不幸だったから偉いだろと思っているのだ。

 めんどくさいやつかもしれないが、この気持ち分かってくれる人がどこかに絶対いると思う。

 というぼやき

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