厭世への片道切符 ~ユトレヒト 1st SHOWCASE LIVE "Pessimist"を控えて~

こんにちは、とらっきーと申します。
7月27日に開催されるユトレヒトのライブが近づいてきましたね。
座席番号が分かったり、事前物販のグッズが届いたりと、いよいよ近づいてきたんだなぁという思いです。

半年前にユトレヒトに関するnoteを書いてから、なんだかあっという間だった気もしますが、6日後のライブに向けて楽しみという方とはその気持ちの共有を、そしてもし興味があってライブ見てみようかなという方の背中を少しだけ押せるような、そんなnoteを書いてみようと思います。例によって毒にも薬にもならない冗長な文章ですが、お付き合いいただけると幸いです。

↓半年前のnote(結構突っ込んだ表現している上に長いです)


1st SHOWCASE LIVE "Pessimist"について

今回のライブは「ショーケースライブ」となっています。「ショーケース=商品棚・発表会」といった意味付けをされることが多く、今回でいうとライブタイトルにある「Pessimist」と同名のアルバム(1月24日発売)の楽曲を披露することがメインとなるライブイベントと思われます。

日程:2024年7月27日(土)
開場/開演:17:00/18:00
会場:Zepp Haneda(TOKYO)
料金:7,800円
 ※全席指定・ドリンク代別

Zeppは入場時にドリンクを購入する必要があり(600円だったかな?)、これは現金か交通系IC(PiTaPa除く)のみ可能だったと思いますので、事前に準備しておきましょう。
支払い時にドリンク交換用のコインが渡され、それをカウンターで渡して好きなドリンクと交換します(ペットボトルホルダー付き)。

チケットは各種プレイガイドで一般発売されています(2枚まで)。
おそらく現在発売されているのは2階席になると思いますが、Zepp Hanedaの場合は会場もそこまで広くなく、2階席は傾斜があって見やすいです。
当日券の発売についてはアナウンスがありませんので、可能であれば事前に購入をお勧めします
(プレイガイドによって発売終了時刻が異なりますので要注意です、もちろん完売すればその時点で終了です。)

・チケットぴあ(~7月26日(金) 23:59)
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2403936&rlsCd=003
・e+(~7月26日(金) 18:00)
https://eplus.jp/sf/detail/4091640001-P0030001P021001?P1=1221
・ローチケ(~7月26日(金) 22:00)
https://l-tike.com/order/?gLcode=71087

なお、配信はありません。このライブを味わうなら現地参戦の一択です。
どのアーティストもそうですが、基本的に「1st」は一度きりなので、ぜひ多くの人に1stを見守ってほしいなと思います。

どんなライブになる?

今回のライブに関するトレーラーが公開されていますので、そちらでまずはイメージをしてみます。

猫耳の付いたフードと、真っ黒のローブを身に纏った方がパフォーマンスを行っています。フードは深く、顔をすっぽりと覆っており、わずかに口元が見える程度で、ライティングの加減にもよりますがほとんどその表情を伺い知ることはできません。
基本的にこの衣装でライブをされるのではないかと思います。このプロジェクトのスタンスとして匿名でやっていくという宣言をしている以上、顔出しはないと思いますし、私も現時点でそれをするべきではないと思っています。

ライブ時間は60~90分程度だそうです。「Pessimist」の収録曲が8曲ですからね、そのくらいの時間が妥当かなと思います。
おそらく「Pessimist」収録曲はすべて披露してくれるのではないかなと思っています。「いちばんになれないわたしのうた」もこのタイミングでの公開ということは披露してくれるかも。
未発表新曲もひそかに期待しています。(本当に密かに、です。無理強いしない。)

そのほか、カバー曲も数曲(2・3曲かな)披露されるかもしれません(直近のXスペースのニュアンスから)。今まで公開されたのは、
・アイドル / YOASOBI
・踊 / Ado
・unravel / TK from 凛として時雨
・だから僕は音楽を辞めた / ヨルシカ
です。この中からかもしれないし、全く別の楽曲が急に飛んでくるかもしれないし……。楽しみですね。

あとは、正直MCがどうなるのかは本当に分からない……。スペースのテンションまんまでやってしまうと正直ユトレヒトの世界観を壊しかねないので、塩梅が難しそうです。
私は座席も比較的遠いのであんまり声をかけるようなことはせず、ライブの雰囲気を肌で感じることを優先したいなと思っています(楽しむことを忘れずに)。

ライブまでにしておきたいこと

残り数日、ライブに向けて気持ちを高めておきたいですね。ということで参考までに私がやろうとしていることを記載します。

1.チケットの発券を行う

最近は電子チケットも普及してきていますが、今回のライブは入場に紙のチケットが必要ですので、あらかじめ発券しておきましょう。
発券はセブン-イレブンもしくはファミリーマート(あらかじめ指定したほう)になります。会場(Zepp Haneda)最寄り駅の天空橋駅にはこれらのコンビニはありません(一応徒歩圏内にはあるかな……)ので、ご注意ください。発券したら、当日絶対に持って行く財布などに入れて、忘れることのないように!

2.ユトレヒトの楽曲を聴きまくる

ユトレヒトの楽曲はすべてYouTubeで視聴可能ですし、各種サブスクリプションでも拝聴可能です(カバー曲と最新曲「いちばんになれないわたしのうた」以外)。といってもずっとWeb上で視聴しているとデータ容量消費が激しいですので、私はYouTubeとYouTubeMusicでコンテンツをダウンロードして、オフライン機能で再生可能な状態にしています。これだったらWi-Fiが使えない飛行機の中とかでも問題なくユトレヒトの世界に浸れます。全ての作品を履修するのに1時間もかかりませんので、まだ聞いたことないという方も是非。全く聞いていなくても楽しめると思いますが、今回はショーケースライブなのである程度聞いていることを前提にしたライブ構成なのかな、と思ったりしています。

3.会場までの交通手段を確認する(特に遠方の方)

会場の「Zepp Haneda」は、東京モノレール・京浜急行空港線の天空橋駅が最寄り駅で、改札から入場口までは徒歩5~10分程度です。
東京駅からだと、JRで品川駅に行き、京急に乗換で羽田空港方面に向かう(快特は止まりません)か、JRで浜松町駅に行き、東京モノレールに乗換のルートが主流でしょうか。
地方からだと羽田空港経由が一番近いので、私は飛行機で大阪から羽田空港に飛んで、会場に向かう予定です。欠航や遅延が不安ではありますが、大阪からなら東海道新幹線でも移動可能なので、保険はかけられるかな……と思っています。
帰りは夜行バスにしています。終わるのは遅くても19:30くらいですので、大阪だったら日帰りも十分可能ではありますが、早く帰ったところで次の日は休みなので、ゆっくり余韻を味わいながら帰ろうかなと思っています。夜行バス安いですしね。笑

4.ライブの注意事項を確認する

ライブって、アーティストが披露するだけでは完成しなくて、観客がそれに応えることではじめて成立すると思うんですよ。別にそれは難しいことではなくて、お願い事項をきちんと守ることで達成できると思うので、しっかり見ておきましょうということです。
ざっと読みましたが、そんな難しいことは書いてありませんでした。「周りの方に迷惑にならないように」ってことと私は解釈しましたが、どう捉えるかはは人それぞれだと思いますので、参加される方は一度は目を通してもらえればと思います。

5.元気に当日を迎える!

地味にこれが一番大事だと思います。多くの地域で梅雨が明け、各地で酷暑となっています。熱中症のリスクが非常に高くなっています。
新型コロナも(毒性がだいぶ薄まったとはいえ)流行っています。健康管理をしっかりとして、ライブ当日を迎えたいですね。
ライブ当日も35度前後まで気温が上昇する予報となっていますので、こまめな水分補給を忘れずにしましょう。

(おまけ)Xスペースのアーカイブを聴く

7月13日、7月16日とXスペースがあり、アーカイブが残っています(あと、ライブまでにもう1回やるみたいです)。ライブリハなどもあり若干お疲れ気味ですが、ユトレんちゅ/ユトレビトとのほのぼの(?)とした交流が聴けますので、作業用BGMで流してみてもよいかもしれません。
ただ、ユトレヒトの世界観では出てこない会話のギア(中の人のノリ)が出ているので、苦手な方はご注意ください

(おまけ)お手紙を書く

感想だったり、普段思ったりしていることを伝える手段は色々ありますが、個人的に手紙に勝るものはないと思っているので、ライブに向けてユトレヒトさん(俯瞰音子さん)への手紙を書いています。
あんまり長くなりすぎないように文章校正中です。果たして無事に手紙を書くことはできるのか……?笑
※当日は、プレゼント・お手紙を渡すことは可能です(プレゼントボックスとかに入れる形式だと思います)。

グッズってライブ当日でも買える?

当日の会場物販も開催予定です」と記載がありますので、おそらく購入可能(こちらはチケットがなくても購入可能です)。ただ、在庫などは未知数ですので当日完売のグッズが出るかもしれませんね(事後物販も予定されています)。
定番のペンライト、Tシャツはぜひ押さえておきたいですし、ユトレヒトさんとお揃いになれる猫耳付きのフードタオルもおすすめです。
ペンライトは単4電池3本で稼働するタイプです。基本的には付属のものでライブ時間中は事足りると思います。万が一電池切れを起こした場合、予備の電池もそうなんですが、プラスドライバー(結構小さ目のサイズ)がないと交換ができないので注意が必要です。
ライブ中市販のペンライトを使ってもいいと思いますが、物販のペンライトは白のみ発光しますので、その辺を少し意識しながら使いたいですね。

おわりに

そんなわけで、前回のnoteに比べたら大分くだけた表現が多かったかもしれませんが、なんとなく私がライブを楽しみにしている様子が伝わったのではないでしょうか。
今回のライブ、終わった後にどんな感想を持つのか、私も分かっておらず、だからこそ楽しみという点もあります。
正直なところ、1stアルバム発売からライブまでの間は供給が少なく、この先このプロジェクトはどうなっていくのかな、といった心配もしていました。しかし、直近は新曲の発表やスペースの実施、カバー曲の公開などもあり、にわかに盛り上がっています。ライブ自体も会場満席とはいかずも、ほぼ埋まるといったところまで行っているようですし、せっかくなら満席の座席をユトレヒトさんに見せたいなという思いもあります。
このnoteがライブ集客の一助になるかはさておき、興味のある一人でも多くの方にライブに足を運んでほしいプロジェクトだと思って応援を続けていきたいですし、ライブ開催を本当に楽しみにしています。

(余談)「いちばんになれないわたしのうた」について

あ、これ長くなるやつだ。って思った皆さん、そんなことないので多分大丈夫です。笑
前回のnoteでオリジナル曲全曲に対してつらつらと書いていました。その続きだと思ってください。
あくまで私の解釈ですので、正解でもないです。ご了承ください。

■いちばんになれないわたしのうた

2024年7月10日公開
作詞:俯瞰音子 作曲:矢野達也、Anonymity. 編曲:モユクミドリ

音子さんの歌詞で「死んでくれたらいいのにな」という言葉が出てくると思わなかった、というのが初聴時の感想です。
どちらかというと諦観がメインの世界観の中で、他人に対する干渉ってあまりそぐわなくて。ただ、「人に道をあける人生は終わりだ 自分のために生きていいの」と表現されるように、一歩踏み出す意思が見いだせるのが印象的で、少し今までの作品群とは目線が違うなと思ったのです。

内容は「ココロガワリ」と同様に失恋の歌ではありますが、この作品の興味深いことは「どうしてその恋が終わったのかがわからない」こと。Xスペース中で私が↓のようなことをポストしたとき、

「当事者であればあるほどわからなかったりする」と反応をいただきました。実録というよりは伝聞を積み上げて作られたともおっしゃっていました。私も恋愛の経験は薄く、中々この歌詞に描かれている揺れ動く感情を解釈することが難しかったりしますが、だからこそ惹かれるのかな。
私は感情を揺れ動かされることを「しんどい」って思ってしまう性分で、そのうえ他人の感情なんて分かりっこない、どうせ自分なんてって心を閉ざしてしまう、典型的なマイナス思考人間です。
でも例えば、そんな感覚すら吹き飛ばしてしまうような人が現れたとき、その人に対して特別な感情を抱き、その人にとっての「いちばん」になりたいと思ってしまう気持ちはなんとなく分かるんです。
私は気持ちとして思ったとしても、結局諦める側の人間なのですが、作中の「わたし」は諦めず、一時的には相手の「いちばん」のなったのだろうと思います。一方で相手の心が何かをきっかけで離れていくもどかしさ。それこそ「泣き虫シュレディンガー」でもあった「もっと僕を否定して」くれた方が幸せかもしれないのに、それを誤魔化すように「うそつきのキス」を重ねてしまう。「キス」は、個人的には「別れ」の合図になっているようにも見え、とても切ない描写だなぁとも感じました

「どうせ嫌いになるなら きみがいいから」と「どうせ嫌いになるなら きみがよかった」の対比など歌詞の解釈が難しい箇所が多く、まだ公開されてから日が浅いのでこれからじっくり聞いていきたい曲です。
今回初めて携わられた矢野達也さんのメロディーも、哀愁を感じて非常に好きです。


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