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一念 岩をも通す

京都・南座での『喜劇 道頓堀ものがたり』に出演される女優 鈴木杏樹さんから電話がかかってきました(^。^)

といっても、直接ではありません。ラジオ、テレビ番組で一緒に仕事をした制作スタッフの携帯から、アンテリジャンのプロデューサーとして京都でロケハンをしていた私の携帯に電話が入ったのです。

「このあと『ちちんぷいぷい』に出演される鈴木杏樹さんが横にいらっしゃるので、代わります」

「こんにちは。子守さん? 鈴木杏樹です」

えっ?

最初は、てっきり担がれていると思いました。

本物でした。

「子守さんのラジオもこの建物から放送されてるって聞いたので、もしいらっしゃったらと思ったんですが。京都ですか? 私、今度京都でお芝居に出るんです。見にきてくださいね」

もちろんですとも!

「いつも『鈴木杏樹のいってらっしゃい』を録音するときは、マイクの前に子守さんがいると思って喋っているんですよ」

天にも昇る心地で、「ありがとうございます」の声が裏返っていたと思います。

すぐに『キッチンぷいぷい』が始まるので、再会を約束して電話を切りました。

ご存知のように、『鈴木杏樹のいってらっしゃい』はニッポン放送の制作で、毎朝全国のラジオ局で放送されていて、MBSラジオでは『子守康範 朝からてんコモリ!』にコーナーとして内包されています。

12年前、番組が始まったときのプロデューサーは、私が「このあとは杏樹さんです」と声をかけるのに反対しました。彼なりのスタイルで、意図は理解していましたが、私は自分の担当番組に異物が入るような扱いはしたくなかったので、あくまでも声をかけることにこだわりました。

その後、何事もなく数年が過ぎ、月曜日には「今週は何の話題ですか?」とか、「東京のスペシャルウィークには、男女の心理学が取り上げられますよね」など、こちらからのちょっかいは続いていました。

ある年の5月9日、いつものように「杏樹さん、おはようございます!」と声をかけた私の耳に、鈴木杏樹さんのこんなコメントが届きました。

「子守さん、お誕生日おめでとうございます。いつも声をかけてくださっていて、ありがとうございます。関西にいる母から、『今朝は子守さんがこんな風に言ってたよ』と連絡があったりします」

鈴木杏樹さんからの私へのハッピーバースデーコメントでした。

まったくのサプライズでした!

たまたま会合で、当時のニッポン放送社長と会った2代目プロデューサーが、私が杏樹さんに毎朝声をかけていることを伝え、そこから事務所にもお願いして録音されたのでした。

まさか、こんなことを期待していたわけではないのですが、日々、自分も楽しみながら続けていると、こんな幸せが運ばれてくるのだなと実感しました。

その後、関西で舞台に立たれるときにお邪魔したり、ある時はお母さんとのスリーショットで写真を撮ってもらったりしました。

朝ドラ『なつぞら』の亀山蘭子役も、もちろん見ていましたし、雪次郎にちょっぴり嫉妬もしました(・・;)

南座のお芝居も楽しみです。

ラジオの帯番組はパーソナリティのドキュメンタリーである。

これは、私の信念です。

お前が好き勝手にしたいだけだろうと思う人とは一生合わないのでしょうね。

リスナーの代表としてのパーソナリティが、生き生きと輝きながら、そのフィルターを通した話題を届けるという意味です。

そんな私の番組も9月30日で放送3000回を迎えます。

貴景勝関ではないですが、引退するまで決してくさらず、故平尾誠二さんが言うように、妥協はしないけど折り合いを付けながら、ソラーテのようにモチベーションは下げず、鈴木杏樹さんに声をかけていきます。

「杏樹さん、おはようございます!」

ラジオパーソナリティとして、聴いていただくことが一番のサポートですが、直接投げ銭の形でサポートしてくださる方もいらっしゃり、驚くとともに喜んでいます。 もっともっと面白いことを考え、実行するために使わせてもらいます。 感謝!