BL隠れる人問題

BL隠れる人はホモフォビアであり批判されて然るべきだ問題、自分としては賛同しがたい。

実際のBL愛好者(腐○子という名称は避ける)にはホモフォビアもそうでないものも居るでしょう。少しでも実際に存在していると思われるのは事実であるため、そこは賛同しがたい点としない。

自分が二つ返事で「賛成」しないのは、言外に示されている「だから非難(強い言葉で)されても仕方ない」「改めないあなたが悪い」と言わんばかりの論調で語ることに問題意識を感じてしまうからだ。

BLが好き、GLが好き、女体化、男体化、女装、男装、その他性的指向に関わる「キャラクター作品の好み」。それが「一般人」にどれだけ嫌われ、作品以外の要素で叩かれてきたか。知らないからいえるのかなと思っていた。

しかしよくよく見てみると、BL歴20年30年の猛者も多く居るようだ。
知っていてもなお「批判されてもはねのけろ、好きならできるだろ」と言い出すのは、流石に人々に「つよさ」を求めすぎなんじゃないかと思う。

ふつうにさ、作品以外のところ(しかも差別心由来の本質でないところから)作者の人格ごと否定されるのって理不尽極まりないのではなかろうか。
少なくとも私は嫌だし、そんなものに何度も晒されたら活動自体を控えるか「隠れる」気持ちをより一層強める。

「言葉の暴力」とはよくいったもので、ただの文字でしかないのに、凄く傷がつくんだよね。それでもはねのけろと半ば強いるような言葉で啓蒙するのはどうかと思う。
自分ではそうでないと思っていたとしても、「○○シチュきもい」などと言われたら落ち込む。文面そのものの暴力性によって、心が傷つく。
それを「気にするな」というのは、些か暴力的なのではなかろうか。



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