官能小説 高一の夏休みに夜のプールで…
「ちょっとヤダ、なにすんのよ」
洋平が、後ろから抱きしめてきた。
胸を触られそうになって、慌てて腕を払いのけたときに、ばしゃっと水しぶきがあがる。
「あいかこそ、何すんだよ、頭から水かぶっちまっただろ」
浮力ってこういうことをいうのかな。
浮かれているわけじゃないのに、ちょっとの力で簡単にことが運ぶ。
あたしは後ずさりで洋平から逃げながら、こっちへ向かってくる洋平にさらに水をかける。
高校一年の夏休み。
洋平は、このしょぼい地元中学の三年の時に付き合っていたし