アトレティコB マッチレポート ヘタフェB戦(2021/2/21)

これから不定期に、カンテラの選手を紹介する目的で簡単なマッチレポートを上げていきたいと思います。
過去の試合ですが物は試しに...

該当試合のリンクです↓
https://youtu.be/3cW1YU6t0Xg

メンバー

ベンチメンバー
バレンス(P)、クリスティアン(P)、カストロ、イスマエル、ナンド、フォルセン、ダボ、ディアバテ、アブデ

アトレティコBは冬から導入した5-3-2を採用。
ヘタフェBには、クロアチア移籍したはずの「親方」ことドス・サントスが在籍しています。

前半

序盤、5-3-2のアトレティコBは、ヘタフェBにボールを持たれる展開が続きますが、前進はあまり許さずにロングボールを蹴らせてはじき返すことで決定機は許しません。
ボールを奪ったあとはスペースへボールを送りますが、セカンドストライカー型のカメジョとジュリアーノがコンビを組んでいるためボールが収まることは少なく、なかなかチャンスは訪れません。

時間をかけて前進した時には、両WB、特に左のメドラノが高い位置を取り連携しながら崩しの中心となります。
また、左のストッパーの位置に入ったアルバロが鋭い楔を狙うシーンが多く見られます。

16分、ヘタフェBのバックパスミスをかっさらったカメジョがループシュートを狙いますがクロスバーの上を越えてしまいます。

カメジョとジュリアーノのツートップは、ボールこそなかなか収まりませんが、精力的にプレスをかけ、マイボールになると、降りてきたり、サイドに流れて裏を狙ったりと、流動的に動きながらボールを引き出す動きを見せます。

19分、中盤からヘタフェの選手にスルスルとボールを運ばれ、ロハスとアルバロの間のスペースを突かれてピンチを招きますが、一対一で打たれたシュートは枠の上へ外れました。

31分、トニモヤのCKにニアで合わせたロハスのヘディングは相手GKドス・サントスのスーパーセーブに阻まれます。

直後のCK、再びトニモヤから素晴らしいボールがはいり、ジュリアーノのヘディングはクロスバーに当たりゴールラインを割ったかに見えましたがノーゴールの判定。
さらにそのこぼれ球をカメジョが詰めらこれもゴールラインを割ったかに見えましたが、これもまたノーゴールの判定。
選手は猛抗議しますが、判定は覆りません。

42分、相手のクリアミスを拾ったカメジョがミドルシュートを打ちますが、これはGK正面。ドス・サントスにセーブされます。

43分、セカンドボールを拾ったメドラノが中へ持ち上がり、エリア左のジュリアーノへラストパス。
ジュリアーノはヘタフェのDFともつれあい転倒しこれにPKの判定。
これを自ら蹴り、ゴール左上へ強烈なキックを決め前半終了間際にアトレティコが先制します。

後半

後半も相変わらずヘタフェがボールを握り、前線へロングボールを送り、アトレティコが細かく繋ぎながら前進を狙う激しい攻撃の応酬が続きます。

53分、トニモヤの楔のパスをジュリアーノがソリアーノへ繋ぎソリアーノが落としたボールをトニモヤがミドルシュートを狙いますがゴール右上へ外れます。

61分、セカンドボールを拾ったメドラノから右サイドへ繋ぎ、カムスからの縦のスルーパスを受けたジュリアーノがクロス。ファーサイドにこぼれたボールをメドラノがニアサイドへミドルを決めて2点目。

64分
IN イスマエル
OUT ソリアーノ

65分、セカンドボールを拾ったトニモヤが投入されたばかりのイスマエルとワンツーで抜け出し一対一を沈めて3点目。

74分、ヘタフェのパスミスを拾ったメドラノからジュリアーノへ展開。イスマエルとのワンツーから右サイドへ展開し、カミュのクロスにイスマエルが飛び込むも枠外へ。

76分
IN カストロ、ディアバテ
OUT トニモヤ、ジュリアーノ

86分
IN アブデ
OUT カメジョ

アディショナルタイム、右サイドからのCKのこぼれ球を詰められて失点。
クリーンシートで終わりたかったところ...

総括

序盤から多かったヘタフェBの最終ラインのミスを活かしきることこそできなかったものの、数少ないチャンスをしっかり沈めて3点取り切ったのは見事。
ジュリアーノとカメジョの連携、左サイドのアルバロ、ソリアーノ、メドラノの連携が成熟すれば、得点力不足はある程度解消されそうな予感。
(なおこの試合から2ヶ月経った今も得点力不足は解消されず、ナチョフェルナンデスは解任されています。)

MOM

#21 フェルナンド・メドラノ
5バック移行後躍動する左WBのメドラノがMOM。
狭いスペースでのプレーを苦にしない技術が最大の特徴で、精度の高いクロスも持ち合わせる。
同い年でライバルのマヌには大きく差を空けられ、シーズン前半は3個下のコラールにレギュラーを奪われるなど苦戦していたが、今シーズン後半戦は見事に躍動。
ヘタフェ戦のゴールのように右サイドからのクロスに対するポジショニングが良く、より高い位置取りでチームの中心選手の1人。
降格プレーオフを戦うチームを救う選手になれるはず。
個人的には、来季のBチームのカピタン候補筆頭。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?