アトレティコB 最速マッチレポート ビジャロブレド戦

状況整理

本シーズンでリーグ戦10チーム中8位に終わったアトレティコBは降格プレーオフに参入。
降格プレーオフでは、3位以内に入れば、セグンダRFEF(4部相当)に「降格」、4位以下なら基本的にはテルセーラ(5部相当)に降格します。
以下試合開始前の時点での順位表です。

首位メリジャと3位アトレティコBの前節の試合がアトレティコBの選手のコロナ感染のために延期になっているため、両チームは1試合未消化。
降格プレーオフは、延期分のメリジャ戦、今節含め残り4試合。

メンバー

ベンチ
クリスティアン(GK)、バレンス(GK)、ロハス、オスカル、カラベラ、フォルセン、ダボ、ディアバテ、ジュリアーノ、テナス

アントニオリバス監督は4-3-3を採用。
フベニルAからはいつも通りセラーノとソリアーノが出場。
COVID-19に感染していたとされるDFアルバロ・ガルシアとMFオスカル・カストロが復帰。

前半

ビジャロブレドは4-4-2を採用。
序盤は、ボールを受けに来たカメジョと両IHに縦パスが入ったタイミングで強い圧力をかける守備を採用。前を向ける機会こそ少ないものの、前を向けると一気にチャンスが訪れる展開。

11分には左サイドで前を向いたトニモヤがファールを貰いFKに。キッカーのトニモヤが真横のソリアーノに渡しハーフスペースを縦に走ると、ソリアーノが浮き玉でスルーパス。フリーで抜け出したトニモヤがボレーシュートを放つも相手GKにセーブされる。

この試合もCKのキッカーを務めるトニモヤからは再三再四良質なボールが供給され、13分には右CKカムスが合わせ、こぼれ球がゴール正面にこぼれるもクリアされてしまう。

この時間から、右サイドはWGリカール、RIHトニモヤ、RSBカムスで、左サイドはWGアブデ、LIHソリアーノ、LSBメドラノで三角形を作りサイドから流動的に崩していくシーンが多くなる。

19分、リカールとカメジョがハイプレスをかけ、相手DFのバックパスのミスを誘うとこれをカメジョが拾い相手GKと一対一。
芝のコンディション不良からかもたつきはするも、切り返しから相手GKをかわし、左足で流し込んで先制。1-0

チーム全体を通してリスク管理と攻守の切り替えができており、特に右サイドの3人はボールロスト後のプレスも良く、頻繁にボール回収を行えていた。
ボールを握ると速いテンポで最終ラインの裏へロングボールを送るビジャロブレドに対して、最低でも3人を最終ラインに残し数的有利を保持しながら上手く対応できていた。

また、自陣低い位置からの、両CBとアンカーのセラーノ、右SBのカムスのボール供給の質が高く、特にリカールのフリーランから幾度となく敵陣深くへ侵入できる展開が多かった。
一方でリカールのクロスがファーサイドへ浮いたり流れてしまうことが多く決定機には至らず。
中央には高さがある訳では無いカメジョ1枚しかおらず、スペースを狙ったり、ファーサイドを狙っていた印象。

41分には、自陣から前進したセラーノからカメジョへ、縦のパスがはいり、上手く前を向いたカメジョからCBとSBの間を突いたソリアーノへラストパス。
ソリアーノはシュートを放つも相手GKのセーブ。

後半

ハーフタイムの交代はなし。
後半開始直後は、カメジョがライン間やサイドでボールを引き出して、チャンスメイクをするシーンが増加。
ビジャロブレドは前半同様CB裏にロングボールを送りカウンターとディフェンスラインの押し上げをねらう。
アトレティコはビジャロブレドの狙いに対して、マルコモレノを中心に対応。

後半10分頃からは、ビジャロブレドがアトレティコBを押し込む展開が続き、ファールも増えてプレーが止まっている時間も長くなっていく。

後半20分、アトレティコBは3枚がえ
IN、フォルセン、ダボ、ロハス
OUT、メドラノ、リカール、アブデ

攻撃時はロハスが上がらずにダボが大外に張り出す3バックのような形に変更。

24分、カウンターから右サイドに抜け出したカメジョが中央にマイナスの折り返し。受けたソリアーノがエリア内で足を蹴られてPKを獲得。
このPKをカピタンのトニモヤが左にきっちり決めて2点目(2-0)

40分、アトレティコBは2枚がえ
IN、ディアバテ、カラベラ
OUT、ソリアーノ、セラーノ
カメジョとディアバテのツートップに変更。

そのまま試合は終了。
危ないシーンもあったが両CB中心に粘りきり、勝利。

総括

先制し、苦しい時間を乗り切ってカウンターから2点目を取りきる理想的な試合展開。
残り三試合、降格プレーオフでの3位以内入りのためには大きな一勝と言える。

MOMはカメジョ。サイドに流れたりライン間でボールを引き出したりと9.5番的に振る舞いながら、攻撃の中心として活躍。ボールを引き出したあとのプレーの幅も広く、チャンスメイクも一流。
さらに、ファーストプレス隊として90分間守備に奔走。見事な前プレから先制点をゲットすると、ロングカウンターで右サイドを駆け上がると冷静に折り返して2点目のPKゲットを演出。

次点で両CB
サイドへの展開は余裕で及第点以上の出来。
さらに、相手のロングボール中心のカウンターへの対応も良く、押し込まれた時間もゴール前で粘りきるなど奮闘。

残るはプレーオフで単独首位を驀進するメリジャとの2試合と直接のライバルになるソクエージャモスとの1試合のみ。

残り試合も極めて少なくなってきたBチームの20-21シーズン。
決して順風満帆ではなく、むしろ最悪に近いシーズンをすごしてきたBチームは何とか降格プレーオフを勝ちきってシーズンを終わらせたい。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もBチーム、フベニルAの試合レポート頑張っていきたいと思います。

AupaAtleti!!!

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