コルチョネロスの採掘場 注目選手#1
題材の通り、カンテラ(=採掘場)の注目選手を紹介していく企画です。第1回はローン選手編。
ここでは、セグンダBよりも上のカテゴリーに挑戦しているカンテラーノを紹介していきます。
Fransisco Montero
(22/U21🇪🇸代表/ベシクタシュ/CB)
一昨季にブレイクを果たしたレフティのセントラル。昨季は降格したデポルティーボでシーズンを通して主力を担ったが、今季はトルコの名門ベシクタシュJKに買取オプション付きの2年ローン。
ベシクタシュでも既にレギュラーは掴んでいる。
攻撃性能が高く前で潰す意識の高いプレースタイルはデポルでもプレーした3バックに最適で、エルモソのバックアッパーに悩むチームは呼び戻しを検討してもおかしくはない。
Manuel Sanchez
(20/U21🇪🇸代表/オサスナ/LB)
言わずと知れたカンテラーノ黄金世代の旗手。
人員不足による出場機会で結果を残し、同世代の中で最速でトップチーム昇格を果たした。
左サイドバックなから、卓越したパスセンスと急所を抉りゴールに迫っていくインナーラップが武器。今季既にインナーラップからの形で2アシストを記録している。
課題だった守備力は徐々に向上してきているものの、武器がインナーラップであるが故に、被カウンター時に「居ない」事態が多く発生する難点も...
Juan Manuel Sanabria
(21/U23🇺🇾代表/レアル・サラゴサ/CM,SM)
ウルグアイの年代別代表でも順調に昇格を重ね、一昨年のU20W杯、昨年の南米五輪予選(U23)でも主力としてプレー。
本職は中盤でベストポジションはインテリオールながら、優れたキック精度と瞬発性、抜群のスタミナを生かしたサイドハーフとしてのプレーもピカイチ。
今季は数回トップチームに招集されたがデビューは叶わず。今冬からセグンダのレアル・サラゴサでプレーしている。
Victor Mollejo
(20/U19🇪🇸代表/マジョルカ/WG)
アトレティコのカンテラ黄金世代の中心選手。
去年は降格したデポルで19歳ながら6ゴール4アシストと奮闘し、今季からヘタフェにプレーの場を移しプリメーラの舞台に挑戦していた。が、A代表にも選出されるククレジャの壁は厚く、冬の移籍市場でセグンダの昇格争いをリードするマジョルカへ移籍。
豊富な運動量と高い得点力が武器だが、左サイドでは突破力、右サイドではプレーパターンの向上が必要で、去年結果を残したセグンダの舞台でしっかりと成長したい。
Cedric Teguia
(19/U20🇪🇸代表/アルバセテ/WG)
カメルーンの血を引く屈強な肉体の左ウイング。
レフティの左ウイングあるあるで、窮屈なプレーが昨季の冬までは続いていたが、冬明けとプレーオフでは伸び伸びとプレー。高いキック精度を誇る左足から繰り出されるクロスとロングシュートと、相手を薙ぎ倒すようなドリブルは見るものを魅了する。
今季はレアル・オビエドにローン移籍しセグンダの舞台に挑戦したが出場機会は少なく、冬にアルバセテへローン先を変更した。
Rodrigo Riquelme
(20/🇪🇸/ボーンマス/WG)
そのイケメンぶりと華麗なプレースタイルで人気を集める天才アタッカー。
フェリックスとコレアを足して2で割ったようなプレースタイルで、左WGが主戦場。今季は(なぜか)イングランドのボーンマスへローン移籍。レギュラーは掴めていないものの、定期的な出場機会を得ている。Bチームでは圧倒的な技術を生かしたオンザボーラーだったが、2列目からのエリア内への飛び込みなどオフ・ザ・ボールの能力も向上している模様。
German Valera
(18/U19🇪🇸代表/テネリフェ/WG)
メッシを彷彿とさせる天才ウインガー。
強奪したビジャレアルとの関係断絶の逸話でも有名。
小柄ながら体幹が非常に強く地上戦では当たり前しない。狭いエリアをぶち抜きゴールに迫るドリブルや、優れたオフ・ザ・ボールの動き、得点感覚を誇り、カスティージャ(マドリーのBチーム)相手のゴールは見るものの度肝を抜いた。
その才能から年代別代表では主役を担い続けており、新生U19代表にも招集されている。
今冬にはBチームからテネリフェへ移籍しプロキャリアをスタート。デビュー戦でゴールを決めるなどその能力を証明している。
そのテネリフェへの移籍と同時に、クラブではサウールやフェリックスと並び最長タイとなる2026年までの契約延長を発表。期待値の高さが伺える。
Borja Garces
(21/🇪🇸/フエンラブラダ/CF)
トーレスの生まれ故郷へ旅立った"元祖"トーレス二世。
もはや1年半前になった衝撃のデビュー戦。華々しいキャリアの狼煙のように思われたがその後は怪我に苦しんでいる。
ボックス内での秀逸な動き出しと強烈で正確なシュートが最大の武器の点取り屋。一方で、ビルドアップの面での貢献度が高くはなく、その点でカメジョに遅れを撮っていたが、冬の移籍市場でアイドルであるトーレスの生まれ故郷フエンラブラダへレンタル移籍。そのアイドルの名を冠する本拠地で復活を遂げて欲しい。
以上がカンテラ育ちで現在より高いレベルに挑戦している若き宝石たちです。
次回はBチームの選手を中心に紹介していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
AupaAtleti!!!!
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