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ギリギリセーフ。

慣性の法則、というものがある。

止まっている物体に力を加えなければ、そのまま止まり続けるし、動いている物体に力を加えなければ、そのまま動き続ける、という物理の法則。理科も物理もきちんとやってこなかった僕は、このような法則だということを、さっき調べて初めて知った。

物理ではないが、この「止まっていれば止まり続ける、動いていれば動き続ける」は、考えるということにも当てはまるのではないだろうか。

何かを考える。そうだな、たとえばこのnoteの文章を考えるとしよう。うんうんパソコンの前でうなっていても、なかなか筆が進まない。これは、頭が止まっているからだ。止まっている頭は、止まり続ける。この時は、何かしらの力を加えて動かさないと、いつまで経っても筆は進まない。

動かすために、なんか適当な文章を打ち始めたりする。ごちゃごちゃーっとメモを書いてみたりする。これが「何かしらの力」となって、止まっている脳を少しずつ動かしてくれる。

力を加えて動かすと、するすると動いていく。筆が乗ってくると、なかなか止めるのが難しくなる時もある。動いている頭は、動き続ける。この時に何かしらの力が加わると、頭は止まってしまう。例えばその力は、携帯の通知音であったりする。一度止まってしまった頭を、また動かすのは大変だ。

そう、たった今、パチパチと指を動かして書いていたこのnoteの文章。スマホの通知(寝る時間だよを知らせるリマインダー)がきたことがきっかけでスマホを見てしまい、みるみる頭は動きを止めた。

そしてあわや24時を過ぎてしまう!というところで、全く形になっていないまま、投稿をしたのである。ギリギリセーフ。


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