眼鏡の神様はいません…(フィッティング編)
今回は…悲しいことをお伝えしちゃおうと思います…
メガネって…使ってるうちに細かいところ気になってきちゃいますよね。
・すぐ下がってくる…
・耳が痛くなる…
・斜めになっているような…
・鼻パットの痕がつく…
そして眼鏡屋に再度フィッティングをお願いしに行くこともあるでしょう。
しかし！！
それでもやっぱり気になることもあるでしょう。
ごめんなさい(＞人＜;)
ぶっちゃけます！！！
眼鏡屋はなんでも出来るわけじゃないんです！！！
自分の眼鏡屋で売ってるフレームなのにフィッティングちゃんと調整出来ないってどゆこと⁈o(｀ω´ )o
ってお怒りになる方もいらっしゃるでしょう…
わかります…わかりますよその気持ち…
それでは、言い訳をさせてください(´；ω；`)
【言い訳その1】
そもそもフィッティングしないことを前提に作られたフレームがある
そんな…まさか…ですよね。
わかりやすい例が"形状記憶素材"です。
曲がると元に戻る…ってことはフィッティング合わせようとしても…そういうことです。
耳に引っかかる部分(モダン)は曲がるものもありますが…
そこまで期待しないほうがいいです。
また、モダンがストレートなデザインとして作られたものもあります。
ストレートだと下がってくる！曲げて耳に引っかかるようにしてくれ！と言われましても…困りますお客様…
このようなフレームを売る場合、私はお客様にフレームの特徴をお話しして納得された上で購入して頂いてましたが、中にはとにかく売りたいだけでデメリットになるようなことを話さない店員もいます…。気をつけてくださいね…。
そして最近多いのが
鼻パット調整出来ませんタイプ！
鼻パットの細い金属部分が形状記憶でいじれないんですよ٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و
眼鏡屋さんが調整しなくてもいいように、というフレームデザイナーさんの粋な配慮でしょうか…ありがとうございます…クレームになって仕事が増えないことを祈ります。
その他、フレームの作りによって調整できない場合が多々あります。
高級店ならもしかしたら道具等が揃っているので知識と技術と道具を駆使してどうにかしてくれる場合もあるかもしれません。そのあたりも、高級店の強みですね。
【言い訳その2】
サイズが全然合ってません…
人の顔はいろいろ。
顔の大きい人も、小さい人も…
メガネのサイズを気にして選んでる人って、少ないと思うんです。だいたいみんな、デザインだけで選んじゃいますよね…
でも、フィッティング調整にも限界はあります。
サイズが全然合わないものを買ってしまうと、どう頑張っても無理でぇす！！ってなってしまうことが…
私のような善良な店員だと、購入前にサイズ感の確認をして、合っていなければ説明します。
そして、「じゃあ要らないわ」と言われてお客様が帰ってしまって店長に怒られることもしばしば…
逆に、やっぱり売ることしか考えてなくて「とりあえず売ってから考えよう♪」っていう店員もいます…
(コレほんとやめてほしいです…適当に売ってフィッティングを他人に丸投げしてくる奴ぅ…)
ですので、メガネを買うときはサイズが大丈夫そうか店員に確認してみてくださいね。確認したのに、サイズが合わなくてフィッティング出来ませんと言われたらクレーム入れていいと思います。
【言い訳その③】
鼻パットは妥協してください…
鼻パットが痛い
鼻にパットの痕がつく
これを改善して欲しいというお客様はよくいらっしゃいます。
鼻パットが痛い、これはおそらく改善可能です。
まれに、鼻がめちゃくちゃ敏感でどうしても痛がる方や、フレームやレンズが重たすぎることが原因の場合は改善できない場合もあります…
ですが…鼻パットの痕が付くのが嫌…
これに関しては…ごめんなさいぃぃぃ！！！
明らかにうっ血していたり真っ赤になっている場合はおそらく改善出来るでしょう。
しかし、鼻パットはメガネを支える為のものです。
支えるということはその一点に圧が掛かっているということ。
鼻パットさんは、メガネ前面の重さを一身に受け止めてくれている存在です。鼻パット痕が付いてしまうことはとても当たり前のことなのです…
でもっ！でもっ！まだ悲しまないでっ！
鼻パットの種類を変えてみると少しばかりマシにできる場合があります！眼鏡屋に相談してみる価値はありますよ！
そんな私自身も、鼻パット痕には悩んでる一人なのですが…私が実践していることは
・シリコンパットに変更
・購入フレームの重さに気をつける
・複数のメガネを使用することで鼻パットの圧力が一ヶ所に集中しないようにする
…といったところです。
※レンズが厚くなる方は、フレームの重さにレンズの重さもプラスされることを考えましょう。
長くなってしまいましたが、言い訳を聞いて下さった方ありがとうございます(´；ω；`)
眼鏡屋は眼鏡の神様ではないので、出来ないこともあるんです…
購入の際はデザインだけでなく、フレームの作りやサイズも見てみてくださいね。
「一人でゆっくり選びたい！」というお客様もいらっしゃいますが、メガネの知識に自信が無い方は、購入前に店員に相談したほうが良いですよ。
そして最後に…お願いです！
フィッティング調整は、基本的に買ったお店(チェーン店ならその系列店)でお願いしてください！
調整中にメガネが壊れることがあります。
見た目キレイでもじつは素材が劣化していて少しの力で壊れたり、部品を外したら内部が壊れていて戻せなくなったり。
その場合に、他店の物を弁償することはできないからです。(明らかに破損や劣化が見られる場合は、買ったお店でも拒否されますよ！)
「壊れちゃったら捨てるからやってみて〜笑」っていう場合のみ、やってくれるお店もあります。
また、掛け心地がチョット気になるから…と、何度も調整してもらいに行くのもオススメしません。
フレームを曲げたり伸ばしたり繰り返すことで素材が劣化していき、壊れる可能性が高まるからです。
お気に入りで長く使いたいフレームを頻繁に調整するのはやめましょう。
ぴこ子のメガネ相談所では、掛け心地にこだわりたい方のメガネ選びもしっかりアドバイス！！
よろしくお願いします♪♪♪
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