即自

科学的思考をする時に気を付けなければならないのは、
自分がいない思考をしてしまうこと。

観察するものを
客観の対象として思考してしまい
対象の外に自分をおいて思考してしまうこと。

そこには観察している自分という身体性が不在になってしまっています。

合気道は呼吸法であると言ったとき、
呼吸をすると何かうまくいくと思って、
腕を持たれたのを「フー、フー」と呼吸したところで効果はありません。

呼吸という運動そのものを動きとする、
呼吸の中に入る
呼吸そのものになるというのが合気道は呼吸法という意味なんじゃないかと思っています。

呼吸というものを対象として捉えるのではなく、
そのものになる。

歌を歌う場合も
歌を歌うのではなく、歌そのものになる。

音そのものになる。

球理そのもの、腰回しそのものになる。
というのが大事なのかなと思うのです。

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